新たなビーフ文化、誕生
2025-06-12 14:19:22

日本初の「Chefs’ Irish Beef Club Japan」設立、アイルランドビーフの魅力を発信

日本初の「Chefs’ Irish Beef Club Japan」が発足



2025年6月11日、アイルランド政府食糧庁であるBord Bia(ボード・ビア)がアジア初となる「Chefs’ Irish Beef Club Japan」の設立を発表しました。このイベントは、農業・食糧・海洋省のマーティン・ヘイドン大臣のトレードミッションの一環として、東京都内の「ザ・モメンタム・バイ・ポルシェ」で行われました。

シェフとして、リストランテ・ラ・ビスボッチャの井上裕基氏、The Momentum by Porscheの林祐司氏、Trattoria Da KENZOの西沢健三氏が加盟することを宣言し、これによりアイリッシュグラスフェッドビーフの新たな風潮が生まれました。アイリッシュグラスフェッドビーフは、その品質とサステナビリティにおいて世界的に高く評価されています。

アイリッシュビーフの成長を示す数字



アイルランド産の牛肉は、日本での人気が高まっており、2024年の日本向け輸出は3,400トンを超え、輸出額は約2,500万ユーロ(約41億円)に達する見込みです。これにより、前年比で約26%の増加が見込まれています。この成長を見据え、ボード・ビアは日本市場でのアイリッシュグラスフェッドビーフの認知度と普及を促進しようとしています。

食品の安全性とサステナビリティ



マーティン・ヘイドン大臣は、「アイリッシュグラスフェッドビーフの存在感が日本市場でますます高まっている」と語り、同クラブの設立を通じてプレミアムアイリッシュビーフの国際的な評価の証となると述べました。さらに、アイルランド産ビーフの地理的表示保護登録(PGI)を日本の当局へ正式に提出したことも明らかにし、承認を期待しています。

日本のトップシェフたちの声



クラブのメンバーとして参加したシェフたちは、それぞれアイリッシュビーフの魅力を語ります。The Momentum by Porscheの林シェフは、「ストレスのない環境で育ったアイリッシュビーフは、動物福祉に配慮された質の高い食材」として高く評価しています。

井上シェフは、「2017年からアイルランド産のヘアフォード牛を使用しており、その品質の高さはお客様にも大変好評」とコメント。デクスター牛についても言及し、その魅力を伝えています。デクスター牛は、アイルランド原産の希少な品種で、特に高タンパクな肉として評価される存在です。

日本市場におけるアイリッシュビーフの展望



日本市場は、自国の穀物肥育牛の嗜好からアイリッシュグラスフェッドビーフへとシフトしていると、ボード・ビアのジム・オトゥールCEOが説明します。新たな嗜好の変化や市場のニーズに対し、アイリッシュビーフがどのように応えていくのか、その動きは注目に値します。

さらに、日EU経済連携協定(EPA)による関税の引き下げも、アイルランド産ビーフの輸出を後押ししています。これにより、日本でのアイリッシュビーフの展開が加速することが期待されています。

結びに



この「Chefs’ Irish Beef Club Japan」の設立は、アイリッシュグラスフェッドビーフのプレミアムブランドとしての地位を確立する一助となり、さらに私たちの食卓に新たな味わいをもたらすことでしょう。これからの日本市場でのアイリッシュビーフの広がりが楽しみです。さまざまなイベントや交流を通じて、多くの人々に愛される食品として定着することに期待が高まります。


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会社情報

会社名
アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)
住所
東京都千代田区麹町2-10-7アイルランドハウス1F
電話番号
03-6261-6050

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