2050年カーボンニュートラルへの道
深刻化する気候変動やエネルギーの需給不安定化、加えてウクライナ危機による化石燃料価格の高騰など、私たちの社会は未曾有のエネルギーショックに直面しています。このような状況の中、エネルギー政策の根幹をなす第7次エネルギー基本計画の改訂が急務となってきました。今後の日本におけるエネルギー政策の方向性を占う重要なシンポジウムが、2025年2月12日にオンラインで開催されます。
シンポジウムの概要
「2050年カーボンニュートラルに必要な施策 ―第7次エネルギー基本計画をレビューする」というテーマで行われるこのシンポジウムは、東京財団政策研究所が主催し、東京大学や早稲田大学など教育機関の後援を受けています。このイベントでは、カーボンニュートラル実現に向けた具体的な施策について、専門家たちによる議論が予定されています。
エネルギー政策の転換
新たに策定される第7次エネルギー基本計画では、再生可能エネルギーを主力電源として位置づけつつ、これまでの原発依存を見直し、原発の活用を積極的に進める方針が議論されています。この方針転換は、持続可能なエネルギー供給を実現する上での重要なステップと位置づけられています。
登壇者とプログラム
シンポジウムには、多くの専門家が登壇します。国際大学の学長であり、この研究プログラムの共同リーダーを務める橘川武郎氏や、鎌倉サステナビリティ研究所の理事である黒﨑美穂氏、東京大学の瀬川浩司氏などが参加します。プログラムは、開催挨拶から始まり、「第7次エネルギー基本計画のポイント」や「計画をレビューする」という講演が行われた後、各専門家による全体議論に移ります。
参加方法
シンポジウムは事前登録制で、Zoomウェビナーを使用して行われます。参加は無料で、定員は1,000名程度です。参加希望者は、公式サイトにて登録フォームからお申し込みが可能です。環境問題やエネルギー政策に関心のある方にとって、貴重な知見が得られる一夜となることでしょう。
このシンポジウムは、カーボンニュートラルを目指す日本の未来を考える上で重要な機会です。しっかりとした議論を通じて、各分野の専門家たちがどのような解決策を見出していくのか、非常に興味深いです。ぜひ、多くの方々の参加が期待されます。