未来の発明家を育てる！樫尾俊雄発明アイディアコンテスト開催

樫尾俊雄発明アイディアコンテストのご案内

2025年5月26日から9月19日まで、第8回「樫尾俊雄発明アイディアコンテスト」が開催されます。このコンテストは、カシオ計算機の創業者の一人であり、数々の革新的な製品を世に送り出した発明家、樫尾俊雄氏の理念を次世代に継承することを目的としています。

樫尾氏は、まさに日本のエレクトロニクス産業の発展に寄与した立役者です。彼が発明した世界初の小型純電気式計算機やオートカレンダー付きデジタル腕時計、また多彩な音を出せる電子キーボードなどは、今でも多くの人々に親しまれています。特に、G-SHOCKは世界中で愛用され、累計出荷数は1億4千万個を突破しました。これらの偉業からインスパイアを受けたコンテストは、次世代の発明家の卵である子どもたちに対して「発明の楽しさ」を体感してもらうための素晴らしい機会です。

コンテストの詳細

この年、特に重要なのは樫尾俊雄氏の生誕100周年の年であることを記念し、応募テーマが進化しました。応募の際は、現代社会の出来事や問題を解決する独自のアイディアが求められています。「世の中で人の役に立つもの」「未来に必要なアイディア」が期待されています。たとえば、自然災害に対応する道具や、観光地での混雑を解消するアイディアなどが挙げられます。

応募方法は非常に柔軟で、応募用紙にアイディアをイラストと共に記入して郵送するほか、スキャニングしたデジタルデータを送信することも可能です。具体的な手順はコンテストの公式ホームページで確認できます。

コンテストの締切は2025年9月19日で、応募作品から選出された10名のファイナリストが発表されるのは11月16日です。発表はオンラインで行われ、選出されたアイディアに対し、樫尾俊雄賞や発明記念館賞、奨励賞などの受賞が行われます。入賞者にはトロフィーやメダル、さらにG-SHOCKや電子楽器、電子辞書などの副賞が贈られます。

審査基準と期待されるアイディア

審査には、専門的な知識を持つ審査員が揃い、それぞれの応募作品に対し高度な評価が行われます。特に、自然災害に関するアイディアや、体の不自由な方々のための便利グッズなど、現代の課題を解決する発想が多く求められています。

審査員には、樫尾俊雄記念財団の理事長やカシオ計算機の専門家などが名を連ねており、期待されるアイディアはとても幅広いものとなるでしょう。