京都での現代アート展「Agency Outpost #3: Lines」
2024年の秋、京都にて現代アート展「Agency Outpost #3: Lines」が開催されます。この展覧会は、オーストリアのウィーンに拠点を置くアーティスト集団「Agency」によって企画され、11名のアーティストが参加します。会場は大本山妙蓮寺と現代美術製作所の2か所で、2024年11月17日から12月1日までの期間にわたり、その内容が楽しめます。
「まるごと美術館」の一環として
このイベントは「まるごと美術館」という地域のまちづくり団体による企画表示と位置づけられ、地域の特徴ある建物を舞台にアートと工芸の展覧会が続いています。大本山妙蓮寺を始め、西陣エリアに点在する寺院や町家が会場となり、多様なアートが地元の文化と交わるユニークな形を取っています。毎回異なる企画が持ち込まれ、地域の特性を反映した展示がされています。
コンセプト「線 / Lines」
今回の展覧会のテーマは「線」です。企画を担当する「Agency」は、アート制作の基本的要素として「線」が他ならぬ重要な役割を果たしていると説明しています。線は絵を描く出発点であり、糸で織物を編む基盤でもあります。この要素は、言語や映像においても基本的な形態です。参加アーティストたちはこの「線」を通じて、表現や視覚的な構成を探求する作品を展示します。特に物質的な側面から、言語の構造、さらには構成技術まで、幅広い視点から「線」に関する多様な表現が観賞できる予定です。
参加アーティストの魅力
今回の展覧会には、国内外から集まった12名のアーティストが参加します。中には、国際的に評価されている美術館で作品が展示される作家も名を連ねています。高品質な作品を通じて、ニューヨークやヨーロッパの現代アートに対する多様なアプローチや考え方を触れることができる貴重な機会です。特に、著名な枯山水で知られる大本山妙蓮寺や、町家を現代美術製作所としてリノベーションした会場との相互作用は見逃せません。
開催情報
- - 開催期間: 2024年11月17日(日) - 12月1日(日)
- - 休館日: 11月20日(水)、25日(月)、26日(火)、27日(水)
大本山妙蓮寺
- - 住所: 京都市上京区妙蓮寺前町875
- - 拝観時間: 10:00-16:00
- - 拝観料: 800円(小学生以下・障がい者手帳持参者は無料)
現代美術製作所
- - 住所: 京都市上京区挽木町518
- - 開館時間: 11:00-18:00
- - 入場料: 無料
アーティストトーク・レセプションパーティ
また、アーティストトークも11月16日に開催され、参加アーティストとの直接の交流が楽しめます。当日は、初めに妙蓮寺での作品ツアーが行われ、その後現代美術製作所へ移動し、そちらでも展示作品を楽しむことができます。このトークイベントは事前予約制で、参加費は1,000円です。
レセプションパーティは同日の夜、現代美術製作所で無料で開催され、作家たちとともにリラックスしたひとときを過ごすことができます。
京都の秋、素晴らしいアートの世界に浸りながら、地域の文化との繋がりを感じる機会をお見逃しなく!