リフォーム/リノベ済み物件購入者インタビュー
リフォームやリノベーションを施した物件の人気が高まる中、実際に購入した86名の方々にその実態を探るためのアンケートが行われました。当記事では、その調査結果をもとに、購入者が感じている「良い点」と「物足りなさ」について詳しく解説します。
調査概要
本調査は、株式会社MEMOCOとゼロリノベが共同で実施しました。86名を対象に、インターネット調査を通じて、リノベ済み物件の選び方や購入時の思いを伺いました。回答者は30代が最も多く、男女比はほぼ均等でした。
購入のきっかけ
調査によると、リフォーム済み物件を選んだ最大の理由は「価格」で、なんと58%が選択しました。また、立地条件やデザインといった要因もそれぞれ20%を超える結果に。コストを抑えつつ期待以上のデザインを手に入れたことに対する納得感が伺えます。
サンキューどころ
リノベ物件購入後の費用への評価は「納得感が高い」と感じている人が41%で、さらに56%が「どちらかといえば納得感が高い」と回答しています。ただし、満足度に関しては「満足」と「どちらかといえば満足」がほぼ同数で、どちらかといえば不満を感じている部分も隠れている様子が見えました。
たとえば、若いカップルからは「安くて綺麗な部屋を手に入れた」という声が多く、新築よりも魅力的な提案があったことに喜びの声を聞きます。それに対し、40代の男性は「家族の希望を超える価格での購入で不安がある」と、経済面での負担感を述べています。これらの声からは、リノベ済み物件の選択が予算に影響する一方で、主に若者や新婚層が価格に対しての高評価を持っている様子が見受けられます。
購入後の満足度
リフォーム済み物件の購入後、約52%は「満足」と回答し、残りの48%も「どちらかといえば満足」という結果に。これは、購入者が物件に対してかなりの期待を持っており、実際に満たされている証拠かもしれません。ただし、物件の表面上の美しさに対して、内部の問題や収納スペースの狭さなど、気になる点が残ることもあるようです。
結論
今回の調査から、リフォーム/リノベーション済み物件は、良好な価格設定とデザインで多くの人に支持されていることが見て取れます。市場での注目度が高く、実際の購入ニーズと期待が結びつく結果となっています。そして、そこには単に低価格であることだけでなく、個々のライフスタイルに合わせた住まいの選択肢が拡がっていることが影響していると考えられます。
リノベ済み物件を利用してより良い暮らしを実現したい方々にとって、こうした情報は非常に有益かと思います。これからもリフォーム市場の動向には注目していきたいところです。