ライオンの調理関連ブランド「リード」を取得
旭化成ホームプロダクツ株式会社(以下「当社」)は、本日ライオン株式会社が展開する調理関連ブランド「リード」に関する事業を取得することを発表しました。この事業譲渡契約の締結は、当社の更なる成長と市場へのプレゼンス向上を目指す一環として行われました。
取得対象商品とは
今回の取得に含まれるのは、特に人気の高い「リード クッキングペーパー」シリーズや業務用の「プロ用 リードペーパー100」、「業務用 リードホットクッキングシート」です。これらの製品は、家庭用や業務用のいずれにおいても高い評価を受け、多くのキッチンで利用されています。
取得の狙いとその背景
当社は1960年から「サランラップ®」をはじめ、「ジップロック®」「クックパー®」といったキッチン関連製品を展開しており、「まいにちを、たいせつに。」という企業スローガンを掲げてより良い食生活のための工夫を続けてきました。この中で、ラップやホイル市場においては高い信頼と支持を得られています。
一方で、「リード」は1970年に発売以来、多くの家庭や業務現場で信頼を獲得し、クッキングペーパーとして広く使用されています。当社が「リード」を取得することで、自社商品のラインナップを強化し、より便利な商品をお客さまに提供することが可能になります。
特に、既存の当社製品との相性が良いことから、流通網の強化や店頭での展開力を向上させることで、相乗効果を期待しています。これにより、キッチン消耗品市場における当社の存在感を一層高めることができるでしょう。
事業譲渡の実施予定日
事業の譲受実行日は2025年10月31日を予定しております。ただし、この日までには「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」に基づく審査を完了させる必要があります。
なお、今回の事業買収に伴う人員の移籍や固定資産の取得はないことも説明されています。また、旭化成株式会社の2026年3月期の連結業績への影響は軽微なものと見込まれています。
さらに、「リード」ブランド関連のノベルティ事業の譲受は2026年3月を予定しており、より多くの商機を見込んでいます。
新たな価値の提供を目指して
今後は、取得した「リード」ブランドとその製品を活かし、さらなるニーズに応える商品やサービスを展開することで、お客様に新しい価値を提供してまいります。旭化成のキッチン関連商品が、より多くの家庭やビジネスシーンで利用されることを期待しています。