りそな銀行と「TAILOR WORKS」の連携新たなビジネス展開へ
りそな銀行が株式会社テイラーワークスのAIプラットフォーム「TAILOR WORKS」を導入。このシステムは法人営業に特化し、顧客リサーチやマッチメイクの業務を効率化させることを目的としています。導入の背景には、金融機関が非金融領域のサービスを開発する必要性が増し、顧客である中堅企業とスタートアップ企業との連携が求められている中での取り組みがあります。
導入の目的と期待される成果
りそな銀行は、スタートアップ企業との共創を進めるため、既存の顧客に対して新たなビジネス提案を行う必要があります。「TAILOR WORKS」のPoC導入を通じて、提案担当者の業務を支援し、効率化を図ります。また、提案サイクルのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、顧客企業の事業成長を加速させる目標があります。
具体的には、AIを活用して大企業とスタートアップ企業の情報を収集し、分析することで、ビジネスマッチングを効率的に行います。これにより、企業同士の相性を見極め、具体的なビジネス共創のアイデアを提案することが可能になります。
TAILOR WORKSの利点
1.
情報収集と分析
- AIにより大企業及びスタートアップ企業の情報を自動で収集、要約してデータベース化します。これにより、迅速なリサーチが実現します。
2.
マッチング機能
- アルゴリズムによって、双方のニーズに応じた企業を選出し、マッチングの精度を向上させます。
3.
提案支援
- AIが生成した具体的なビジネス共創案をもとに、顧客への提案を行うことで、業務の効率化だけでなく、提案の質も向上します。
このような機能により、営業のスピード感を持って企業のビジネス共創を進めることが期待されています。特に、スタートアップ企業へ支援を行うことで、新しい事業機会の創出が促進されます。
りそな銀行のビジョン
りそな銀行の法人・プレミア戦略部の小川悠介リーダーは、今回のPoC導入について「金融だけでなく、新たな価値を創造することで社会の課題を解決する取り組みとして重要な一歩」と述べています。AI技術を活用することで、スタートアップ企業への支援を強化していく考えです。りそな銀行は、未来志向の金融機関としての地位を確立するべく、積極的に新しいサービスの提供を目指しています。
まとめ
「TAILOR WORKS」の導入は、りそな銀行が未来の金融サービスを模索し、スタートアップ企業とのより良い関係構築を進める重要なステップです。顧客のニーズに応えつつ、共に成長できる環境づくりが、今後のビジネスの成功につながると思われます。今後の展開が楽しみですね。