さいたま市の市民アプリが新たなサービスを開始
さいたま市が、地域住民の利便性を追求するために、運営中の「さいたま市みんなのアプリ」に、2025年5月28日より楽天カードによるチャージ機能を追加しました。この機能追加は、多くの市民の要望を受けて実現しました。
地域通貨「さいコイン」のチャージがもっと便利に!
新たに導入された「楽天カード」によるチャージ機能は、地域通貨「さいコイン」をより使いやすくするものです。この機能を利用することで、飲食店やスーパーなどの加盟店での支払いが簡単に行えるだけでなく、税金などの請求書の支払いも可能になります。
このように、地域住民の日常生活に密着したサービスが増えることで、さらに多くの市民が「さいコイン」を利用することが期待されています。
チャージ方法と注意点
チャージ方法の詳細
「さいコイン」のチャージは、1回あたり1,000円から49,000円まで行なうことができます。ただし、利用にはアプリのバージョンアップが必要であり、マイナンバーカードを通じての認証が求められます。また、楽天カードの中でも、楽天カード・アメリカン・エキスプレス®・カードは対象外です。
特典の提供
さらに、引き続き「さいコイン」のチャージに対して、クレジットカード及び金融機関口座からのチャージにはチャージ額の3%が、指定ATMからのチャージには2%の「たまポン」が付与されるサービスがあります。この特典は、地域貢献活動に参加するためのインセンティブとしても機能します。
地域コミュニティアプリ「ピアッザ」との連携
また、2025年5月14日からは、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」との連携も始まりました。このアプリには、さいたま市内10区それぞれ専用のタイムラインが用意されており、エリアごとの情報を簡単に共有できます。匿名での質問や不要品の譲渡など、住民同士のコミュニケーションを促進するための機能も充実しています。
ピアッザでは以下のような機能があります。
- - 情報共有:地域特有の情報をチェック。
- - おしえて:暮らしの相談ができる。
- - イベント:地元のイベント情報を確認。
- - 譲り合い:不要品を簡単にリユース。
このように、「さいたま市みんなのアプリ」から直接ピアッザを利用することにより、地域の人々がより密接に結びつくことが期待されています。
アプリの進化と未来
「さいたま市みんなのアプリ」は、2024年7月にリリースされ、地域通貨機能を中心に成長を続けてきました。地域の経済団体や企業の協力を得て、行政サービスと民間サービスを集約するプラットフォームとして位置づけられています。今後も地域経済の活性化に寄与するための取り組みを続けていくとのことです。
このような新しい取り組みにより、さいたま市は住民の声に応える形でデジタルサービスを進化させています。地域通貨の普及を通じて市民同士の繋がりを強化し、さらなる地域活性化を目指していることは、大変意義深いことと言えるでしょう。これからもその進展を見守り続けたいと思います。