概要
岡山県都窪郡早島町に拠点を置く株式会社薫製倶楽部が、小林製薬の紅麹関連製品を巡る健康被害を受けて、2026年6月21日に厚生労働大臣に対して行政不服審査請求を行った。この請求は同社にとって通算19本目となり、今回の請求が特に注目されるのは、厚生労働省が発表した公表結果に対し、出所不明の検体が使用された点にある。
何が問題なのか
本件は、厚生労働省が令和8年4月22日付で行った行政文書不開示決定が対象となるもので、特に「プベルル酸」という物質が健康被害の原因であるとの判断が下される過程で、関連する文書が存在しないとされ、不開示となった点が問題視されている。
矛盾する文書
当社の別途の開示請求に対する決定では、プベルル酸を用いた動物試験に関する検体の「受領記録」や「決裁文書」が存在しないとされ、不開示とされている。このような状況では、どのようにして検体が入手されたのかが全く不明であるため、公表の客観性や信頼性について疑問が抱かれている。
当社の主張
当社の問い合わせに対し、厚生労働省は動物試験においてプベルル酸による腎障害が確認されているとの報告を認めている一方で、その検体の出所については一切の記録がないことが確認された。このような状態で、試験結果が公表されたことの合理性や文書管理の在り方について強く疑問を投げかけており、第三者の視点からの透明性が求められている。
行政不服審査請求の概要
本件の提出は2026年6月21日であり、厚生労働省に対して以下の内容が求められた。
- - 提出先:厚生労働大臣上野賢一郎
- - 対象処分:令和8年4月22日付の不開示決定通知
- - 請求の趣旨:前述の不開示決定を取り消し、関連文書の開示を求める
この請求の背景には、先に提起した通算16〜18本目の論点を上回る、厚生労働省自身の開示文書との矛盾がある。本請求はこれまでのものとは異なる視点からの問題提起であり、より深い考察が求められる。
会社概要
株式会社薫製倶楽部は、岡山県でハムやソーセージの製造販売を行っている企業で、代表取締役は薬剤師資格を有する森雅昭氏である。社会的な健康問題に対して責任を持ち、事実確認を行う姿勢が強調されている。
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