東京エレクトロンがグローバルな商取引情報基盤を構築し効率化を実現

東京エレクトロン、商取引情報基盤を強化



半導体製造装置のリーダー、東京エレクトロン株式会社がさらなる業務効率化を目指し、商取引情報を一元管理するためのグローバルな情報基盤を整備しました。このプロジェクトは、株式会社日立ソリューションズとの連携により、Microsoft Dynamics 365 Customer Serviceを導入し、顧客関係管理(CRM)と企業資源計画(ERP)を連携させることによって実現されています。

背景



東京エレクトロンは、ITの戦略的な活用を進める中で、顧客接点を強化するためのフロントエンドシステムの整備を行ってきました。その一環として、2016年以降、フィールドエンジニアの業務支援のためにMicrosoft Dynamics 365を導入し、保守サポート管理の一元化を図っていましたが、さらに次のステップとして、商取引情報の管理をグローバルで標準化する必要があると考えました。

そこで日立ソリューションズと協力し、Microsoft Dynamics 365 Customer Serviceを導入しました。このシステムにより、顧客からの問い合わせや業務情報を一元化し、現場での負担を軽減することに成功しました。

導入の詳細



このフロントエンドシステムの導入により、CRMとERPのデータ連携が可能となり、現場担当者による二重入力が回避されるよう工夫が施されています。これにより、業務情報がリアルタイムで可視化され、データに基づいた経営が目指せる基盤が整いました。情報の一元化は、拠点やチーム間での知見やノウハウの共有を促進し、迅速なお客さま対応を実現する仕組みを構築しています。

また、北米における導入は2023年5月には完了し、日本でも2021年からの段階的な展開が続いてきました。今後はヨーロッパやアジア地域にもサービスを拡充し、グローバルな体制を確立していく方針です。

導入効果



このシステム導入によって得られた成果は数多くあります。まず、顧客からの問い合わせの一元管理が可能になったことです。続いて、CRMとERPのデータが連携されることにより、データの自動連携と業務の可視化が実現し、企業のデータドリブン経営につながっています。また、現場の担当者間でのチーム協力が強化され、お客様からのニーズに対して迅速に対応できる体制が整いました。

企業の声



東京エレクトロンのITユニットの樋 健士 IT開発部 部長と、CRM推進グループの安島 智 グループリーダーは、日立ソリューションズのパートナーシップについて高く評価しています。「グローバルでの対応力や信頼感を持って、難題にも柔軟に解決していただいています」とコメントし、今後のさらなる発展を期待しています。

日立ソリューションズの取り組み



日立ソリューションズは、今後も企業の国際的な展開を支援し、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることで、企業の持続可能なトランスフォーメーション(SX)に寄与していく方針です。また、Microsoft Dynamics 365を通じて、お客さまが迅速な意思決定と業務効率の向上を実現できるよう、今後も努力していきます。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

参考リンク



この情報は発表日現在のものであり、予告なく変更される可能性があります。

会社情報

会社名
株式会社日立ソリューションズ
住所
東京都品川区東品川4ー12ー7日立ソリューションズタワー
電話番号
03-5780-2111

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