国立音楽大学創立100周年記念「合唱行脚 Rebirth」の crowdfundingが開始！

国立音楽大学、創立100周年を記念した合唱行脚の復活

国立音楽大学（東京都立川市）は、2026年に創立100周年を迎えるにあたり、音楽教育専修の学生56名が参加する「合唱行脚 Rebirth～towards next new generation～」を開催します。このイベントは、かつて福島県をスタート地点とし、全国の児童生徒に歌を届けた合唱行脚を新たに復活させるものです。

クラウドファンディングの開催

合唱行脚の実現に向けて、8月8日よりクラウドファンディングを開始しました。このプログラムは、学生達が自費で参加することから、少しでも彼らの負担を軽減するための資金調達を目的としています。集まった資金は主に交通費や宿泊費に充てる予定です。

具体的には、提供していただいた支援金に応じてお礼状の送付、プログラムへのお名前の掲載、メッセージ記載などのリターンを用意しています。この活動は、音楽と教育を学ぶ学生たちにとって貴重な実践の場となることが期待されています。

過去の合唱行脚の振り返り

「合唱行脚」は1954年から1989年まで、本学の教育音楽学科の学生が全国各地で合唱活動を展開した歴史ある取り組みです。それ以来、音楽教育の重要性が再認識され、今回の「Rebirth」ではその伝統を受け継ぎつつ、ICTを活用した新たなパフォーマンス形式を模索する予定です。特に、2025年9月には東日本大震災で影響を受けた福島県の学校で参加型コンサートを開催する計画です。

「合唱行脚 Rebirth」の意義

このプロジェクトは、未来に向けて音楽教育の力を再確認し、多くの人々へ新たに発信していくことを目的としています。学生19名の思いを繋ぎながら、音楽の力を伝える大切な機会となるでしょう。また、2026年2月23日に開催される「おんたま2026」では、合唱団の演奏とともに「合唱行脚 Rebirth」のドキュメンタリー映像も放映されます。これにより、皆様の支援がどのように活用されたかを実感していただける予定です。