映画で地域活性化
2020-11-19 19:30:01
映画と地方創生の新たな連携が地域活性化を生む
映画と地方創生の新たな連携が地域活性化を生む
2021年春に公開予定の長編映画『ゾッキ』が、映画企画と地域創生の新たな試みをスタートさせます。株式会社and picturesと株式会社フリープラスの協業により、映画と地方の魅力を組み合わせたフィルムツーリズムが進められています。
フリープラスの実績と目的
2007年に設立されたフリープラスは、訪日旅行事業に参入し、海外旅行会社との連携を通じて約1,200社からのインバウンド誘客を行ってきました。さらに、彼らのノウハウを活用して、地方自治体への観光プロモーションを支援し現在までに65以上の自治体のインバウンド誘客をサポートしてきました。今回の協業では、フィルムツーリズムの領域に重点を置き、地域の魅力ある観光資源を活かした旅行商品の仕組みを構築することを目指しています。
映画製作と地域への影響
2008年の設立以来、and picturesは地域の活性化を目的とした映画製作に着手してきました。これまでに、京都や群馬、大分など、様々な場所での映画撮影が行われ、地域の集客増加に寄与しました。特に、秋田での『デイアンドナイト』は、撮影地の露出増加が評価され、栄えあるロケーションジャパン大賞の特別賞を受賞しました。
『ゾッキ』では、竹中直人・山田孝之・齊藤工という豪華な監督陣が集まり、地域との協力のもと、地域特性を活かした映画制作を進めています。また、その取り組みはドキュメンタリーとしても記録され、地域活性化のモデルケースになることが期待されています。
新たな映画製作プロジェクト
さらに、フリープラスは「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用した短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』にも関与しており、多くの若手映像監督の支援を行っています。また、一般クリエイターや初監督を巻き込んだ『MIRRORLIAR FILMS』プロジェクトも、地域での撮影が計画されています。これにより、地域住民が映画製作に参加することで、地域の魅力を再発見し、特産品の創出へとつなげることが狙われています。
地域振興に向けた持続的な価値の創造
それぞれのプロジェクトは、映画の公開後も地域に持続的な価値をもたらすことを目的としています。顧客基盤と顧客ニーズを的確に把握し、地域での映画制作を通じて、新たな観光需要が創出されるはずです。これにより、地域振興や活性化に繋がることを期待しています。
まとめ
and picturesとフリープラスによるフィルムツーリズムの推進は、地域の活性化に向けた新たな一歩です。映画と観光の融合により、地域の魅力を最大化し、外国人観光客を呼び込む新しいモデルケースが拡がることが期待されます。また、地域の方々が映画制作に参加することで、地域の特性を再発見し、さらなる発展を促進することでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社and pictures
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3丁目10番5号 TOHTAMビル2階
- 電話番号
-
03-6803-8685