『このミス』大賞特集
2025-05-21 16:18:32

驚異のヒット作!第23回『このミス』大賞受賞作が続々登場

期待を超えるヒット!第23回『このミス』大賞が輩出した話題作



2025年2月5日に発売された『一次元の挿し木』は、株式会社宝島社が主催する第23回『このミステリーがすごい!』大賞の文庫グランプリを受賞し、発売から3か月で30万部を突破しました。この作品は、ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨を巡るミステリーを描いています。

そのストーリーは、遺伝人類学を学ぶ学生・悠が、発掘した人骨のDNAを鑑定し、失踪した妹のものと一致することから始まります。この不可解なつながりが明らかになるにつれ、悠は不気味な事件に巻き込まれていくのです。

著者の松下龍之介は、1991年生まれで、東京都江戸川区出身の新進気鋭の作家です。大学院では工学を学び、現在は火力発電所などの技術提案に携わっています。その独自の視点と緻密な描写が、作品の魅力を引き立てています。

一次元の挿し木

新たな才能、土屋うさぎと香坂鮪



さらに、土屋うさぎの『謎の香りはパン屋から』も注目を集めています。この作品は2025年1月10日に発売され、発売から約2か月で20万部を突破しました。大学生を主人公にしたこの連作ミステリーは、パン屋でのアルバイトを通じて繰り広げられる日常の謎を描写。読者は、主人公が友人の行動に隠された真実を探る過程に引き込まれます。

土屋うさぎさんは1988年生まれで、今後の活躍が期待されています。彼女は漫画アシスタントとしての経験も持ち、その視点からのストーリーテリングが光る作品となっています。

謎の香りはパン屋から

そして、香坂鮪の『どうせそろそろ死ぬんだし』も見逃せない一冊です。こちらは2025年3月5日に発売されたばかりで、発売後すぐに10万部を突破。探偵が余命宣告された人々との交流会で巻き起こる事件が描かれています。

香坂鮪は、心臓と脳を専門とする医療従事者で、その専門知識が作品にリアリティを与えています。

どうせそろそろ死ぬんだし

『このミステリーがすごい!』大賞の意義



『このミステリーがすごい!』大賞は2002年に創設された新人賞で、ミステリー作品の発掘と育成に力を入れています。これまでにも多くの著名作家を輩出しており、受賞作品は読者から高く評価されています。特に、受賞作以外にも将来性のある作品を「隠し玉」として書籍化する試みも行っており、こちらも話題を呼んでいます。

このように、目前に迫った大賞の受賞作たちは、次々と期待を越えるヒットとなり、ミステリー市場を賑わせています。今後も新しい才能がどのような作品を世に送り出すのか、非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社 宝島社
住所
東京都千代田区一番町25番地
電話番号

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