バイエル薬品のシンポジウム
2025-07-03 15:27:32

バイエル薬品が母子健康をテーマにシンポジウムを開催

バイエル薬品が共催シンポジウムを開催



バイエル薬品株式会社(本社:大阪市)が、2025年4月28日に東京 千代田区で開催された第70回日本生殖医学会学術講演会において、共催シンポジウム「領域を超えて今伝えたい母子に関する最新知見~栄養研究からみえてきた葉酸/鉄の可能性~」を実施しました。このシンポジウムでは、産婦人科、小児科、脳神経外科、歯学科の専門医が一堂に会し、母子の健康に欠かせない栄養について様々な視点から議論を交わしました。

シンポジウムの概要



  • - 開催日時:2025年4月28日(月)09:00~10:30
  • - 会場:東京国際フォーラム(東京都 千代田区)
  • - テーマ:母子の最新知見と栄養研究

総合座長には、杉山産婦人科丸の内の院長である黒田恵司先生と、横浜市立大学大学院医学研究科の伊藤秀一教授が務め、以下のプレゼンテーションが行われました。

1. 神経管閉鎖不全症における葉酸摂取の重要性 - 下地一彰教授(国際医療福祉大学成田病院 脳神経外科)
2. 葉酸が口蓋裂の発症を予防する仕組みについての研究 - 山城隆教授(大阪大学大学院 歯学研究科)
3. 生殖医療におけるマルチビタミンサプリメントの必要性 - 黒田恵司教授(杉山産婦人科丸の内)
4. 周産期における栄養 - 牧野真太郎教授(順天堂大学医学部附属浦安病院 産婦人科)
5. 妊娠中の母親の葉酸血中濃度と川崎病の関連研究 - 伊藤秀一教授(横浜市立大学大学院医学研究科)

最新の母子に関する研究



シンポジウムでは、国内における脊髄髄膜瘤の発症率は依然として高いという現状を背景に、葉酸摂取の重要性が再認識されました。特に胎児手術の進歩が期待される中、妊娠前からの葉酸摂取が予防に寄与し得るという意見が強調されました。

さらに、口蓋裂の発症に関する研究では、Stat3シグナルの活性化が口蓋突起の癒合に重要であることが示されたことから、遺伝子診断を通じた予防の個別化の可能性が示唆されました。

生殖医療分野では、葉酸の体内での利用が難しい日本人女性に対し、マルチビタミンサプリメントの必要性が論じられました。具体的には、ビタミンD不足が流産のリスクに関連する可能性も指摘されており、妊娠の約1カ月前からのサプリメントの摂取が強調されました。

周産期栄養の重要性



周産期には、葉酸と鉄の摂取が低出生体重児や早産の予防に寄与することが提言され、また、産後の健康管理においても、貧血が産後うつと関連していることが報告され、適切な管理の重要性が再確認されました。

妊娠中の母親の血中葉酸濃度



全国調査(エコチル調査)の結果も報告され、妊娠中の母親の葉酸血中濃度が高い場合、1歳までの川崎病の発症リスクが低減することが示されました。これにより、妊娠前から妊娠中にかけての葉酸摂取の意義が訴えられました。

今後の取り組み



シンポジウムを通じて、各分野の専門医から母体と子どもに与える栄養摂取の影響についても多くの意見が寄せられ、エレビット®のさらなる情報発信に向けた期待が寄せられています。

また、会場ではエレビット®の製品展示も行われ、妊活から産後までのサポートが重要であることが強調されました。

バイエル薬品は、引き続き妊活・妊娠・産後の時期における栄養摂取の重要性を伝え、さまざまな活動を通じて情報発信していく方針です。

エレビット® ブランドのご紹介



エレビット®は、妊活中から妊娠、産後期を通じて母体と子どもの栄養をサポートするために開発された多様な製品を提供しています。これにより、子どもの一生にわたる健康維持を目指したサポートを行っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
バイエル ホールディング株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1丁目6番5号丸の内北口ビルディング
電話番号
03-6266-7010

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。