宙炭の普及開始
2025-07-09 15:27:34

高機能バイオ炭「宙炭」の普及を目指す新たな連携がスタート

高機能バイオ炭「宙炭」の普及に向けた包括連携の開始



2025年7月8日、岩手県気仙郡住田町で、株式会社TOWINGが高機能バイオ炭「宙炭」の普及に関する包括連携開始式を開催しました。この取り組みは、地域の農業を支援し、持続可能な農業を実現するための重要なステップとなります。

包括連携の背景


TOWINGは、住田町役場で行われた式典において、住田町をはじめとする5団体との包括的連携協定の締結を発表しました。この協定には、住田町、有限会社気仙環境保全、大船渡市農業協同組合、全国農業協同組合連合会岩手県本部、岩手県信用農業協同組合連合会が参加し、地域の農業課題解決に向けて協力していくことが明確になりました。

宙炭の魅力とは?


「宙炭」は、TOWING独自のバイオ炭前処理技術と微生物培養技術によって作られた革新的な農業資材です。これにより土壌の健康を促進し、化学肥料の使用を減少させ、有機農地への転換を推進するだけでなく、作物の品質や収量を向上させ、農業者の経営効率にも寄与します。それに加え、農地に対する炭素固定を通じて温室効果ガスの削減にも貢献します。

地元の農業を支援するプロジェクト


住田町には、有限会社気仙環境保全が運営する鶏ふん炭製造施設があり、製造量では国内のトップクラスです。TOWINGはこの鶏ふん炭を「宙炭」の原料として使用することで、養鶏業界全体の糞処理の問題に立ち向かい、地元のバイオマスの地産地消を実現します。これにより、減化学肥料を使用した環境再生農業の普及に寄与することが期待されています。

地域活性化の希望


この新しいプロジェクトは、震災後に陸前高田市から移転企業を受け入れた住田町にとって、新規企業進出の貴重な機会となり、町民の雇用の創出や地域の活性化に大きな期待が寄せられています。

記念すべき開始式


式典には約40名の参加者が集まり、地域の関係者やJAグループの幹部も出席しました。テープカットの際には、住田町の公式キャラクター「すみっこ」も登場し、地域の活性化を祝いました。式典では、地元密着の農業支援や持続可能な地域づくりについての発表が行われ、関係者の強い期待が込められました。

事業の意義と今後の展開


TOWINGは、今後も住田町を中心に、高機能バイオ炭の普及を進め、地域の持続可能な農業システムの構築に力を入れていく方針です。また、地元の鶏ふんを活用し、カーボンクレジット化を通じた環境保全にも取り組み、持続可能な農業の未来を切り開く展望を持っています。

「炭」を作ることが地域の未来につながると信じ、持続可能な農業の実現に向けた新たなスタートが切られました。TOWINGの挑戦が、岩手の農業に新しい息吹をもたらすことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社TOWING
住所
愛知県名古屋市千種区不老町1番国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設
電話番号

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