攻殻機動隊と筑波大連携
2017-03-28 11:00:14

攻殻機動隊 REALIZE PROJECTが筑波大学との連携を発表し新たな研究拠点を開設

攻殻機動隊 REALIZE PROJECTが新たな研究拠点を開設



攻殻機動隊 REALIZE PROJECTが、筑波大学との共同研究により新たなラボを設立することを発表しました。このプロジェクトは、SF作品「攻殻機動隊」に登場するテクノロジーの実現を目指し、特に「テクノロジー×エンターテインメント」をテーマにしています。

新たな研究拠点、筑波大学エンパワースタジオ


筑波大学は、攻殻ハッカソングランプリチームを輩出した実績があります。このたび、同大学に設けられるラボ(研究所)は、もともとエンパワーメント情報学プログラムを中心にした研究活動が行われており、プログラムリーダーには岩田洋夫教授が就任しています。このラボでは、コモンズが持つ特殊造形やメカデザイン、映像制作技術を駆使して、デザインファーストの最先端技術を活かした試作開発が行われます。

特に、イベントや舞台、展示などの体験型エンターテインメント装置の開発も計画されています。攻殻機動隊の世界観を実現するための技術革新が進む期待がかかります。

サイバーセキュリティを強化する「Warp Drive」プロジェクト


攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは、筑波大学との連携だけでなく、サイバーセキュリティ対策にも注力しています。最近発足した「Warp Drive」プロジェクトでは、攻殻機動隊のキャラクター「タチコマ」を起用し、情報通信研究機構(NICT)からの委託を受けた研究が進められています。このプロジェクトは、ユーザーごとにカスタマイズされたセキュリティ対策を提供し、サイバー攻撃への対策を強化することを目的としています。

具体的には、PC、スマートフォン、IoT製品などへのサイバー攻撃を観測・回避するためのエージェントソフトウェアの研究開発が進められており、2017年秋以降には実証実験のユーザー募集も予定されています。さらに2020年には、スマートフォンやIoT機器への対応も視野に入れています。

これらの取り組みは、攻殻機動隊の特性を活かしながら、実社会におけるセキュリティの強化を目指しており、多くの注目を集めています。

「the AWARD 2016」グランプリの発表


さらに、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは、「the AWARD 2016」というイベントを開催し、特に注目すべき先端テクノロジーを表彰しました。この表彰では、『電脳(人工知能)部門』と『義体(ロボット)部門』に分かれ、様々な企業や研究機関が受賞しました。特に富士重工業と日本アイ・ビー・エムが受賞した『電脳部門』では、自動運転の新機能開発に向けた協力が注目されました。

一方で、東京工業大学の研究室が手掛けた『義体部門』では、より柔軟でしなやかな人工筋肉の開発が評価され、介護福祉用のサポートスーツや新しいロボットの可能性が広がっています。

未来のテクノロジーを形にする


攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは、近未来のテクノロジーを実現することを目指して、企業や大学、公共機関が連携しています。このプロジェクトを通じて、「義体」や「電脳」、「光学迷彩」、「多脚思考戦車」といった、それぞれの技術が世の中に実装される日が待たれます。攻殻機動隊の世界観と現実のテクノロジーの融合が、我々の未来をどのように変えていくのか、これからも目が離せません。

会社情報

会社名
『攻殻機動隊 REALIZE PROJECT』PR事務局
住所
東京都文京区音羽2丁目12-21
電話番号

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