エシカルフードの未来
2024-10-31 14:05:52

「V みんなのエシカルフードラボ」が提案する未来の食育とサステナビリティ

未来の食を考える「食のサステナビリティフォーラム2024」



2024年10月22日、東京都渋谷区で「V みんなのエシカルフードラボ」が主催する第2回「食のサステナビリティフォーラム」が開催されました。このフォーラムは、エシカルフードの未来とサステナビリティの重要性を探ることを目的としており、様々な業界からのステークホルダーが集まりました。

フォーラムの目的と内容



「食のサステナビリティフォーラム2024」は、Vポイントの購買データをもとにエシカル商品の消費価値を分析し、具体的な事例を通じてどのようにエシカルな商品の価値を創造し、伝えていくかについての洞察を深めることを目的としています。

特に、エシカル商品のマーケティングとその消費者価値についての情報が集まるこのフォーラムは、2024年7月から始まった全4回のシリーズの一部であり、食品メーカーや流通、テクノロジー業界など多様な背景を持つ参加者たちが意見を交換し、学び合う場となっています。

エシカル商品のマーケティング事例の紹介



前半では、「エシカル商品のマーケティング事例共有」と題して、エシカル・スピリッツ株式会社の小野力CEOによる講演が行われました。小野氏は、未活用素材を利用したクラフトジンの成功事例を取り上げ、マーケティングにおいては「捨てられるものに価値を見出す」という姿勢だけでなく、消費者が実際に求める機能的価値や情緒的価値を意識することが重要であると述べました。特に、消費者が求めるのは「美味しい」と思える製品であり、その上でエシカルな要素があることが好まれるという洞察が得られました。

また、後半には明治大学の加藤拓巳講師が「コンセプトに基づく価値づくりの方法論とエシカル消費への適用」について語り、消費者の心理や実用的な困りごとを解決するためのアプローチが、エシカル商品における価値づくりにおいても重要な要素であると強調しました。特に「美味しい」という欲求とエシカルな特性をどのように結びつけていくかが鍵であり、それが新たな消費者価値の創造に繋がるとしました。

参加者の声



フォーラムには、ハウス食品グループ本社など、合計25名の業界関係者が参加しました。参加者からは、エシカル価値が購入動機にどのように絡むかについての興味深い意見が交わされ、特に「消費者価値を高めることが、エシカル商品の普及につながる」との見解が多くの共感を得ました。

今後の展望



第3回「食のサステナビリティフォーラム」は2025年1月に開催される予定で、次世代の消費の中心となるZ世代に関する調査結果や先進事例の紹介が予定されています。CCCMKホールディングスは、食に関わるすべてのステークホルダーとの共創を通じて、エシカルフードが社会に浸透することを目指し、持続可能な未来の食文化を育んでいく所存です。

今後のフォーラムを通じて、さらに深い知見が得られることが期待されます。


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会社情報

会社名
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町16-17渋谷ガーデンタワー
電話番号
03-6800-4464

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