児童労働反対世界デーキャンペーン実施の背景
6月12日、子どもたちの未来を守るための重要な日、「児童労働反対世界デー」に際し、認定NPO法人ACE(エース)が新たなキャンペーン「児童労働は、なくせる。」を展開します。この企画は、多くの人々に児童労働の実態について考え、行動を起こすよう呼びかけることを目的としています。
世界の児童労働の実情
UNESCOの調査によると、世界には約1億3,800万人の子どもが児童労働に従事しており、これは全ての子どもの13人に1人に相当します。特に農業分野においては、カカオ・コーヒーなど、私たちの日常生活に密接に関連する商品が多いのが現実です。
例えば、ガーナでは、日本が輸入するカカオの約70%を生産している地域で、児童が働く現状が見みられます。また、日本国内においても、性的搾取や違法労働など、子どもたちの権利が侵害されるケースが存在しています。これらは“最悪の形態の児童労働”として、社会の中で深刻な問題とされています。
「児童労働は、なくせる。」キャンペーンの詳細
ACEでは「児童労働は、なくせる。」と信じ、キャンペーンを通じて以下の3つのアクションを提案します:
1.
SNSクイズ: 児童労働や子どもの権利について考えるクイズをACEの公式SNSで投稿します。たとえば「あなたのお気に入りのチョコレートは、児童労働とどのようにつながっているのか?」など、身近な問題を考える機会を提供します。
2.
クラウドファンディング: ガーナのカカオ生産地での活動や、日本国内で児童権利の意識向上に取り組むプロジェクトへの支援を呼びかけるためのクラウドファンディングを実施します。
3.
ストップ!児童労働キャンペーン2026: 参加者がレッドカードを掲げた写真をSNSで共有し、そのアクションに対して寄付が行われるという取り組みです。
社会全体で取り組む児童労働の問題
1990年代にはサッカーボール産業の児童労働問題が起こり、その対策として企業やNGO、国際機関が連携し、結果的に児童労働がほぼ解消されることとなりました。このように、社会全体での協力が児童労働を撤廃するには不可欠です。
しかしながら、SDGsの目標8.7によれば、2025年までにあらゆる形態の児童労働を撤廃するには、現状の約11倍のスピードで取り組む必要があります。ACEは、児童労働の背景にある社会の仕組みを変えるための多角的な活動を続けています。
小さな一歩が大きな変化を生む
参加者ひとりひとりの小さな行動が、社会全体を動かす力になることをACEは信じています。たとえば、友人が「フェアトレードのチョコレートを選ぶようになった」との声や、企業が支援に踏み出すきっかけとなることがあります。100人が1歩ずつ進むことが、100歩に相当し、社会の変化をもたらすのです。
このキャンペーンを通じて、多くの人々が児童労働の現状について知り、理解を深め、その意識を広めていくことが期待されます。誰かが一歩を踏み出すことによって、次の誰かにつながっていく、そんな未来が待っていると信じています。
認定NPO法人ACEについて
ACEは、児童労働の撤廃や子どもの権利保護に取り組むNGOで、日本国内外での広報活動や啓発、政策提言を行っています。特に、カカオ生産地での児童労働撤廃に向けた活動に注力し、地域の支援や教育を通じて、子どもたちを危険な労働から守るための活動を行っています。多くの方々からの支援を得て、この運動を広げていくことがACEの目標です。
本件に関するお問い合わせは、ACEまでどうぞ。