荒尾市の新たな健康寿命延伸プロジェクト
熊本県荒尾市は市民の健康寿命を伸ばすため、さまざまな取り組みを進めています。その一環として、ウェルネスダイニング株式会社が参画した「ウェルネススマートタウン事業」が始動しました。このプロジェクトは、住民50名を対象に栄養バランスに配慮した宅配食を提供するもので、地域の健康をサポートする新しい試みです。
背景と目的
荒尾市では、公共の医療や介護サービスの利用が増加する中、そのコストを抑えるために住民の健康維持が急務とされています。市はフォーネスライフ株式会社やNECソリューションイノベータ株式会社と連携し、市民の健康状態を把握する「フォーネスビジュアスサービス」を通じて健康意識の向上に努めています。これにより、国民健康保険の加入者に「健康状態への気づき」と「生活習慣改善」の支援を行っています。
ウェルネスダイニングは、この取り組みに賛同し、特に「食」の力を活用した行動変容を促進するため、取り組みを行うこととなりました。
宅配食の提供と調査
本プロジェクトでは、少量の血液から未来の病気リスクを測定できる血液検査「フォーネスビジュアス検査」を実施し、その結果に基づいて希望者を選出します。選ばれた住民には2024年12月から栄養バランスを考慮した宅配食が無償で提供される予定です。参加者には、食生活がどのように変化したのか、食事の効果を調査するためのアンケートが行われます。
さらに、この取り組みは来年度以降も継続し、同様の検査を実施して、宅配食が健康行動や疾病倍率に如何なる影響を与えたかを分析します。
企業・団体との協力
ウェルネスダイニングは、今後も企業や団体、自治体と協力し、様々な健康関連プロジェクトの推進を図る方針です。自社に蓄積された栄養相談のノウハウを活用し、地域住民の健康促進に寄与する「健康応援団」として役立つ活動を続けていきます。
ウェルネスダイニング株式会社について
2011年に設立されたウェルネスダイニングは、東京都墨田区に本社を構え、制限食や高齢者向けのやわらか宅配食など、さまざまな食事と健康に関する提案を行っています。管理栄養士が常駐し、食事制限を必要とする方々に食の楽しみを提供しつつ、健康への道をサポートすることを目指しています。
公式サイトでは、法人及び自治体の提携制度についても詳しく説明されています。興味のある方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
ウェルネスダイニング公式ページ
このような新しい健康促進の取り組みは、市民の健康寿命を延ばすと言われる重要なステップとなることでしょう。