2024年10月13日、長岡市の寺泊中央海水浴場で『スポGOMI ワールドカップ 2025 新潟STAGE』が開催されました。この大会は、スポーツとごみ拾いを融合させた新しい形のスポーツであり、参加者達はチームを組んで制限時間内に多くのごみを拾うことを競いました。今年も厳しい競技の中、優勝したのは「スマイルストーリー」というチームです。彼らは29.99kgという驚くべき量のごみを集め、3070.9ポイントを獲得しました。準優勝のチームにはわずか7ポイント差という接戦での勝利でした。
新潟STAGEには全25チームが参加し、最終的に185.62kgのごみが集められました。今年は3連休の中日であったため、海水浴を楽しむ家族やキャンプをする人々もいる中での開催でしたが、参加者たちはそのすぐ傍で海洋保全の重要性を実感しました。特に漂着ごみの量が多かったことに参加者は驚き、その実態を知ったことから今後も環境問題に関心を持ち続ける意向を表明していました。
優勝チーム「スマイルストーリー」は、昨年の悔しさを胸にこの大会に臨みました。運営者に感謝の意を表し、アスリートとしての体力づくりを行いながら、日本大会でも好成績を収めることを目指すと意気込みを語りました。このように、スポGOMIはただのスポーツではなく、環境保護への強い意志も育む活動であることが伺えます。
さらに、スポGOMIは日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」と連携しており、国際的な海洋ごみ問題の解決に向けて活動しています。このプロジェクトの目的は、国民一人ひとりが海洋ごみ問題を自らの課題として捉える意識を高め、社会全体で取り組むというものです。
地元企業や自治体の協賛の下で実施されたこの大会は、スポーツを通じて環境意識を高める試みとして、地域社会に新たな活力を与えています。次世代の環境リーダーを育てる場として、今後もスポGOMIの活動が広がっていくことが期待されます。これからの大会にも注目したいですね。