自然と伝統が織り成す、ブルゴーニュの新星
東京都台東区に位置する株式会社都光が、新たにブルゴーニュ最小規模のドメーヌ「パトリック・マロワイエ・エ・フィス」の取り扱いを始めることを発表しました。このドメーヌは、1984年にブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタンに設立され、わずか0.23ヘクタールの畑からスタートしました。創設者パトリック・マロワイエは、名門ドメーヌでの経験を経て、独自のスタイルを確立していきました。
創業者のストーリーと哲学
パトリックは、ピエール・ダモワという名門ドメーヌで修行し、その後、アンリ・リシャールで栽培醸造責任者を務めていました。彼はブルゴーニュにおける有機栽培の草分けとして、ミニマリスト的な醸造スタイルを構築し、多くのフォロワーを生み出しました。2019年以降、ステファンが当主となり、父の哲学を受け継ぎつつ、さらなる研鑽を重ねています。彼らのワイン造りは、手作業にこだわり、トラクターの使用を避けています。それにより、一つ一つのキュヴェにはインパクトがあり、真のテロワールの表現が込められています。
限定生産と希少性
パトリック・マロワイエ・エ・フィスでは、各キュヴェの生産量が500本から2,000本と限られており、その希少性は一層高まっています。また、収穫はすべて手摘みで行い、圧搾作業には100年前の手動の爪車式プレス機を使用しています。この伝統的な手法により、ワインには情熱と手間が込められ、現在失われつつある風味と品質が守られています。
厳選された栽培方法
彼らの畑では、化学物質は一切使用されておらず、完全な有機栽培が実践されています。ブドウの栽培やセラーでの作業は、「月のカレンダー」を基に行われており、自然との調和を大切にしています。亜硫酸塩の使用も厳しく管理され、瓶詰め前の澱引き時にわずか20mg/Lだけが加えられます。醸造過程では、介入を最小限に抑え、ポンプを使用せず重力を利用した伝統的な方法が用いられます。天然酵母による発酵で、無清澄・無濾過のスタイルを貫いています。赤ワインについては全房発酵を行い、繊細なアロマと洗練されたタンニンが生まれ、長期熟成のポテンシャルを秘めています。
注目のアイテム
特に注目すべきは、「パトリック・マロワイエ・エ・フィス マルサネ・ルージュ・ビオ オー・グラン・バンドー」です。樹齢55年のピノ・ノワール100%を使用し、600本限定という希少なワイン。澄んだルビーレッドの色合いを持ち、美味しいイチゴのノートと心地よい酸味が特徴です。将来、プルミエ・クリュに昇格する可能性が期待されています。
まとめ
パトリック・マロワイエ・エ・フィスのワインは、単なる飲み物ではなく、伝統と自然を体現した芸術品です。彼らが生み出す希少なワインを楽しむことで、さらなるワインの深みを知ることができるでしょう。ブルゴーニュの真のテロワールを味わいたい方には、ぜひ手に取っていただきたい一品です。