新時代の採用を切り開く！共感型人材マッチング事業の始動

新たな採用モデル、共感型人材マッチングとは

2025年12月4日、株式会社イーストタイムズは株式会社UNBOXとの業務提携を発表し、共感型人材マッチング事業を開始することを明らかにしました。この取り組みは、従来の「条件型採用モデル」から脱却し、企業と求職者間で価値観の共鳴を基にしたマッチングを目指します。

人口減少が続く日本において、企業は優秀な人材を引き寄せることに苦しんでいます。その根本には、単なる「少子高齢化」にとどまらず、条件や経歴に依存した採用モデルが、価値観の多様化した今の社会で適していないという課題があります。

一般的に、企業は求職者のスキルや職務経歴を重視し、求職者は報酬や福利厚生に目を向けるという構図が広がっています。これが「条件型採用モデル」の特徴ですが、このやり方では候補者の能力や潜在的な価値を見逃しがちです。

一方、求職者も、育児や転職歴、居住地によって不当な評価を受け、実績や潜在能力を発揮できる職場に出会えないことが多いのが現状です。このようなミスマッチが続くことで、双方の機会損失が生じています。

新たな価値へのシフト

今回の提携により、本来の人材の価値や企業の魅力を引き出すことを目指す両社。イーストタイムズは独自の「FIM（Flag Ignition Model）」を駆使し、企業の本質的な価値を明確にし、求職者との心のつながりを深めていきます。

FIM（Flag Ignition Model）とは

FIMは、企業や求職者の「旗（FLAG）」を言語化し、共感を通じて人と組織が動くことを促進する独自のマネジメントモデルです。これにより、従来の条件だけを考慮するマッチングから、価値や理念に基づいた関係構築が可能になります。

共同のビジョン

UNBOXの代表、秋山和也氏は、求職者が持つ潜在的な可能性を重視し、条件で弾かれがちな個人でも、適した環境であれば大きな成果を上げることを示しています。今回の提携は、ただ経歴や条件で人を選別するのではなく、価値観や夢を共有する人たちのマッチングを促進することで、より良い採用・就職のエコシステムを作ることを目指します。

イーストタイムズの中野CEOは、「条件型採用モデル」は人を幸せにするものではないと考えており、キャリア空白や転職歴によって苦しむ人々を何とか救いたいと述べています。

未来への可能性

今回の共感型人材マッチング事業は、企業と求職者の新たな出会いを生み出すだけでなく、労働市場全体の質を向上させる可能性を秘めています。

企業は自社の価値を正しく伝え、求職者は自身の能力をフルに発揮できる環境を探すことで、双方がウィンウィンの関係を築きあげることができるでしょう。

イーストタイムズとUNBOXが手を携えて推進するこの新しい取り組みは、採用のパラダイムを大きく変える契機となるでしょう。今後の動向に大いに期待が寄せられています。

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