荻須高徳とモーリス・ユトリロ ―魅せられし街並み―
东京のギャルリーためながで開催される「荻須高徳とモーリス・ユトリロ」という特別展が、9月5日から27日までの間に行われます。荻須高徳は1986年に亡くなるまで生涯の大半をフランスで過ごし、当地での生活に息づく街並みを描き続けました。一方、モーリス・ユトリロは1883年にフランスで生まれ、モンマルトルの美しい風景や街角を情感豊かに描いた画家です。これら二人の巨匠による油彩画は約25点が展示され、パリを中心に多様な風景が語られます。
本展では、モンマルトルの街並みだけでなく、四季に合わせたフランスの穏やかな田園風景や美しい水路のあるヴェニスなど、彼らが心惹かれた多様な景観が展示されます。それぞれのアーティストが捉えた光の色合いや、独自の質感、そしてその土地の空気感を感じることができます。
ギャルリーためながの創業者である爲永清司は、1957年に荻須と出会い、両者の交友は深く温かいものでした。爲永は荻須との関わりを通じて、数多くの展覧会や画集の出版を行い、彼の作品をさらに多くの人々に届けました。本展もその成果の一環として実現した特別なものです。また、爲永は画商ポール・ペトリデス氏との親交を持ち、1967年にユトリロの大回顧展を成功裏に開催しました。この展覧会は日本の美術界においても大きな影響を与えました。
荻須高徳は1901年に生まれ、東京美術学校で学んだ後、1927年に渡仏しました。彼は長きにわたり、ヨーロッパの街並みを描き続け、新しいスタイルを確立しました。彼の作品は、温かみのある色合いと大胆な構図が特徴です。一方、ユトリロは1883年に生まれ、アルコール依存症との闘いの中で絵画に目覚めました。彼は「白の時代」と呼ばれる時期に、独特な技法でモンマルトルの壁を描いたことで知られています。彼の作品は、黒い輪郭線と明るい色彩が特徴で、多くのファンを魅了しています。
これらの画家の作品が一堂に会するフォーカルポイントである本展は、秋の芸術シーズンを彩る貴重な機会です。両者が描くさまざまな街並みや風景を通じて、来場者はフランスの魅力を再発見できることでしょう。
【展覧会情報】
- - 会期:2023年9月5日(土)~9月27日(日)
- - 会場:ギャルリーためなが東京(東京都港区南青山6丁目5-39)
- - 時間:月-土11:00-19:00 / 日・祝11:00-17:00
- - 公式サイト:ギャルリーためなが
この特別展にぜひ足を運び、芸術と魅力的な街並みの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。