プロジェクト炎上の真実
2026-04-30 12:08:03

約半数が直面するプロジェクト炎上の真実—成功設計の重要性

約半数が直面するプロジェクト炎上の真実—成功設計の重要性



最近、フラッグス株式会社(代表取締役:林部正樹)が実施した調査によると、全国のITプロジェクト経験者の約44.3%が過去3年間にプロジェクトの炎上を経験したと答えています。この結果は驚くべきものであり、日本のITプロジェクトの現場が直面している深刻な課題を映し出しています。

炎上の背景にある「成功設計の不在」



炎上を経験したプロジェクトの多くが、実行される前に「成功の定義」が明確にされていないと指摘されています。調査結果によれば、成功の定義が明確だったと回答した人はわずか30.2%に過ぎず、約69.8%はその定義が曖昧だったと答えています。成功の定義が確立されていない状態でのプロジェクトは、目標認識のズレや進捗が見えないという問題を引き起こし、最終的には炎上へと繋がるのです。

特に、PM(プロジェクトマネージャー)と現場のメンバー間での目標認識のズレは、74.9%という高率で確認されています。これは、プロジェクト進行中におけるコミュニケーション不足や、情報の可視化が不十分であることを示唆しています。炎上経験者の89.4%が目標認識のズレを感じていることからも、情報共有の不足が影響していることが明らかです。

進捗の見え方にも深刻な問題が



また、進捗や課題に関する情報が一元管理されていないという事実も浮き彫りになりました。調査によると、進捗・課題・リソースなどの情報が十分に一元管理されていると感じる人はわずか23.4%で、大部分は管理が不十分だと認識しています。特に、PM層では47.1%が一元管理ができていると回答している一方で、エンジニア層ではわずか14.3%にとどまり、組織内での情報の見え方に大きな隔たりがあることが伺えます。

この「レイヤー分断」は、情報が適切に共有されない原因にもなっています。PMとエンジニア間の意識の差が、プロジェクトの進行に悪影響を及ぼしているのです。

炎上の根本原因を探る



炎上の根本的な原因としては、スケジュールやタスクの見積もりが甘かったことや、要件の追加・変更が頻発したことが挙げられていますが、その背後には「成功の定義」が曖昧だったという問題が潜んでいます。プロジェクトが始まる前に、何をもって成功とするのかが明確でなければ、関係者全員が同じ方向を向くことはできません。

調査によると、炎上経験者の36.5%が「成功の定義が曖昧だった」と回答しています。これは、プロジェクトを進行するための基盤が整っていないことを示しており、成功の定義を固め、責任範囲を明確にすることの重要性を物語っています。

今後の改善策とは



フラッグス株式会社の林部代表取締役は、「プロジェクト成功の設計」を見直すことが急務であると強調しています。具体的には、成功の定義を明確に設定し、意思決定の責任範囲を分かりやすくし、進捗やリソースを常に可視化する仕組みを構築することが求められます。

次回の調査では、プロジェクトの複数担当や“見えない負荷”についても掘り下げる予定です。日本のITプロジェクトが抱える炎上の問題は、もはや単なる現象にとどまらず、プロジェクトマネジメントのあり方そのものを再考する必要があることを示しています。適切な設計と可視化によって、プロジェクトの成功へ導くために、業界全体での取り組みが求められているのです。

調査からの教訓を踏まえ、今後のプロジェクト管理のあり方を見直すことが、成功のカギと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
フラッグス株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1丁目16番16号リードシー渋谷道玄坂ビル4F
電話番号
03-6786-8600

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