ASEAN事務局幹部が首都医校に来校し日本の教育を視察

ASEAN事務局幹部が首都医校での視察を実施

最近、外務省のプロジェクトに基づき、インドネシア・ジャカルタに本部を置くASEAN事務局の幹部が首都医校を訪れました。これは「ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援」プログラムの一環として行われ、ASEAN事務局の機能強化や日本の教育機関と産業界との連携を学ぶことが目的とされています。

首都医校は、留学生を含む学生たちのキャリアを支援することに力を入れており、独自の就職支援システムを持つことで高い就職決定率を誇ります。この学校には、医療系の専門学校としては珍しい多くの外国からの留学生が学び、また、業界で活躍するスペシャリストを招いた「スペシャルゼミ」など、実践的な教育が行われています。今回の視察は、これらの取り組みが「学生の専門家としての成長を力強く後押しするものであり、理想的な専門教育の形を体現している」と評価されたことがきっかけで実現しました。

視察当日、幹部たちは首都医校のキャンパス内にある総合校舎コクーンタワーで、看護実習室などの教育施設を見学しました。彼らは「学校が関連産業と強固に結びついて、業界のニーズに応じた技能や人材を育成している現状が非常に興味深い」とし、日本のイノベーションへの貢献にも言及しました。

首都医校では、今後も企業や自治体、さらにはアジア諸国の教育機関と協力しながら、社会課題を解決できる実践的な専門人材の育成に尽力していく予定です。

教育プログラムの背景

この視察は、ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援（AHEAD50）という日本ASEAN友好協力50周年を契機に開始された招へい事業の一環です。このプロジェクトは、ASEAN事務局の有望な職員に対して日本の政策や制度について学ぶ機会を提供し、日本との円滑な協力を促進することを目的としています。

現在、首都医校には約120名の留学生が在籍しており（2025年3月時点）、大阪医専や名古屋医専のグループ校でも多くの学生が学んでいます。また、首都医校は、新宿の駅前から徒歩2分の立地にあり、看護、リハビリテーション、臨床救急、歯科医療、東洋医療、スポーツ、福祉などの分野を網羅するモダンな教育機関です。

同校では、専門技術を持つエキスパートが教壇に立ち、4年制実践教育を通じてチーム医療に対応できる人材を育成しています。開校以来16年間、希望者全員の就職率が100%を達成している実績も持ち、医療の国家資格取得を保証する3つの制度——「国家資格合格保証制度」「完全就職保証制度」「給与保証制度」を設けており、自信の証ともなっています。オープンキャンパスも毎月行われており、見学や相談は毎日受け付けています。

首都医校の取り組みとACEAN事務局との連携が、いかにして教育と産業の未来を拓いていくのか、今後の展開に期待が高まります。