伊仙町が企業版ふるさと納税を通じて褒章授与式を開催

伊仙町が企業版ふるさと納税で褒章授与式を開催

鹿児島県の徳之島に位置する伊仙町では、今年度の企業版ふるさと納税において特に支援が顕著であった株式会社フジヒサFJ様および株式会社FJアドバンス様に対して、紺綬褒章が授与されることとなり、その伝達式が行われました。この褒章は、公益のために私財を寄付した個人や法人に授与されるもので、地域社会への貢献が評価された結果です。

企業版ふるさと納税の意義

企業版ふるさと納税は、地方公共団体の創生事業に対し企業が寄附をすることで、法人関係税からの税額控除が受けられる制度です。近年、寄附を行う側にも大幅な税制優遇が施されており、実質的な負担が軽減される仕組みが整っています。これにより、地方自治体にとっては企業からの寄附が一層促進され、地域の発展に寄与する良い循環が生まれています。

企業からの寄附内容

今回の寄附は、両社から年度ごとに1,000万円ずつ、平成5年度から令和7年度までの合計で6,000万円となります。この資金は、町内の教育環境の充実や行政サービスの向上に活用される予定です。

1. 株式会社フジヒサFJ:
- 寄附金は、町内全ての小中学校で行う「オンライン英会話」に利用され、教育の国際化を図る取り組みとして位置付けられています。

2. 株式会社FJアドバンス:
- こちらの寄附は、自治体の業務効率化を目指し、庶務管理や議事録作成のデジタル化を進める「自治体DX推進事業」に活用されます。行政の現代化を促進する重要な役割を果たしています。

褒章授与式の様子

伝達式では、伊仙町の町長が両社の代表に感謝状を手渡し、これまでの支援に深い感謝の意が表されました。長年にわたる協力の成果として、今回の受賞は地域における企業の役割を再確認する機会ともなりました。会場では、今後の町づくりに向けた意見交換も行われ、地域社会における企業の生かし方について多方面から考察されました。