難素材めっき技術で未来を拓く！日本電鍍工業、『新価値創造展』で革新技術を展示

難素材へのめっき技術で新たな価値創造：日本電鍍工業の挑戦

大阪に拠点を置く日本電鍍工業株式会社は、2023年6月21日から23日にかけて東京ビッグサイトで開催された『新価値創造展 in 機械要素技術展 2023』に出展し、その革新的なめっき技術を披露しました。

50年以上の歴史と実績

1967年創業の日本電鍍工業は、機能性めっきに特化した老舗企業です。長年に渡る経験と技術力を背景に、アルミニウムやチタンといった、従来はめっき加工が困難とされていた「難めっき素材」への高度な加工技術を確立。防錆、表面硬化、電気伝導性向上、ボンディング性向上など、多様なニーズに対応できるめっき処理を提供しています。

展示会の目的と期待

今回の『新価値創造展』への出展は、同社のめっき技術の認知度向上と新規市場開拓が主な目的です。国内最大級のものづくり系展示会である「日本ものづくりワールド機械要素技術展2023」との同時開催という絶好の機会を捉え、航空宇宙、医療分野といった新たな分野への進出を目指しています。ブースでは、難めっき素材へのめっき加工技術、およびそれによる製品の軽量化や機能向上といった付加価値を訴求しました。

めっき技術の可能性：試作から量産まで対応

日本電鍍工業のめっき技術は、単なる表面処理にとどまりません。素材の特性を活かしながら新たな機能を付与することで、製品価値を飛躍的に向上させることができます。また、同社は試作開発から量産まで一貫した対応が可能であり、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できる体制を整えています。

「めっき相談所」：顧客サポートの充実

めっきに関する様々な課題や悩みを抱える企業をサポートするため、同社はウェブサイト上に「めっき相談所」を開設しています。これは、めっきに関するあらゆる相談を無料で受け付けるサービスで、展示会への来場が難しい企業や、後日詳細な相談を希望する企業にとって貴重な窓口となっています。

未来への展望

日本電鍍工業は、「めっきでワンランクアップのものづくり」をスローガンに、顧客とともに新たな価値を創造していくことを目指しています。今回の展示会での積極的な情報発信を通じて、その技術力と潜在能力を広く知らしめ、さらなる発展を遂げていくことが期待されます。めっき技術の可能性は無限であり、同社の技術革新は、様々な産業分野の発展に貢献していくことでしょう。