女性の力を社会へ
2022-10-20 11:04:30

女性のエンパワーメントとSDGsをめぐる産学連携の取り組み

女性のエンパワーメントとSDGsをめぐる産学連携の取り組み



国際女性デーが近づく中、京都女子大学とHAPPY WOMAN®による産学連携プロジェクト「Happy Action Labo」が、今年も新たな方向性を見据えて始まります。これは、社会での女性の活躍を支援し、ジェンダー平等を実現するための重要なステップです。

Happy Action Laboとは?



「Happy Action Labo」は2021年に発足し、社会の中で自らの意志を持ち、その意見を実現する女性を育成することを目的としたプロジェクトです。昨年は、学生が「ジェンダー平等を実現するためのアイデア」をテーマにワークショップを行い、その成果を京都で開催された『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA KYOTO 2022』で発表しました。この際、学生たちは2030年の目標として、女性の貧困解決に向けた教育制度改善や制服選択の自由化等、多様なアイデアを提案しました。

今年度のプロジェクトでは、「社会課題(SDGs)解決につながるアイデアの事業化計画」をテーマに設定。具体的には、2023年2月25日に開催される『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA KYOTO 2023』での発表に向け、10月から2月までの5か月間にわたり、学生たちと企業が一丸となって取り組みを進めていきます。

ワークショップの進行状況



10月12日には、第1回目のワークショップが開催され、参加企業によるSDGsの取り組み紹介と、社会課題の洗い出しが行われました。学生たちは、これを機に持続可能な社会を実現するために何が必要なのかを自由に発想し、問題解決に向けたアイデアを出し合います。

特に注目されるのが、SDGs達成に向けた「バックキャスティング」と呼ばれる視点です。これにより、2030年に実現すべき理想的な社会の姿を描き、その達成のためのステップを逆算して考えることで、創造的な解決策を見いだすことが期待されます。

企業の参加と応援



今年も多くの企業がこのプロジェクトを支援しています。リコージャパン、小川珈琲、ワコールの3社は、それぞれの視点から学生を応援し、ワークショップにおいてアドバイスを行います。リコージャパンの担当者は、ビジョンを共有しながらワクワクする未来を共に創り上げたいと語り、小川珈琲の担当者は未来を形にする経験を楽しみにしています。ワコールは、美に関心を持つ女性たちに向け、内面の美しさとも連動した社会の実現を目指しています。

プロジェクトへの期待



このプロジェクトを発足させた京都女子大学の竹安学長は、学校設立の背景にある女性の自立とジェンダー平等の重要性を強調しています。彼女は、プロジェクトを通じて、学生たちが変革を担う意欲を持ち、グローバルな視野を備えた女性として成長することを期待しています。加えて、HAPPY WOMAN®の小川実行委員長は、持続可能な社会を実現するためには世代を超えた協力が必要であるとし、このプロジェクトの重要性を再認識しています。

今後のスケジュール



今後の活動として、11月から2月にかけて何回かのワークショップが予定されており、各段階で学生による新しい課題解決のアイデアが磨かれていくことになります。最終的な成果発表は、2023年の国際女性デーに合わせて行われるため、今後の進展に大きな期待が寄せられることでしょう。

この「Happy Action Labo」は、日本における女性の力を引き出し、それを社会に活かしていくための新しい試みです。多くの学生が主体となって進めていくこのプロジェクトが、より豊かで持続可能な未来へと導く一助となることを願っています。

会社情報

会社名
学校法人京都女子学園
住所
京都府京都市東山区今熊野北日吉町35
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。