エフピコと小野市の協定
2024-11-15 15:27:35

エフピコと小野市が連携協定!資源循環型社会実現へ

エフピコと小野市、資源循環型社会に向けた連携協定を締結



兵庫県小野市と株式会社エフピコは、11月14日、資源循環型社会の実現に向けた連携協定を締結しました。この協定は、小野市に拠点を置くエフピコ関西工場と新たに竣工した関西選別センターの活用を軸に、プラスチック資源の地域循環を促進することを目的としています。

地産地消によるプラスチックリサイクル



協定の取り組みの中心は、使用済みプラスチックトレーのリサイクルです。「トレーtoトレー」と呼ばれる独自のシステムにより、小野市で回収された使用済みトレーをエフピコ関西選別センターで処理し、新たなトレーとして再生。市内スーパーマーケットでの販売を経て、再び回収されるという循環システムを構築します。

このシステムは、単なるリサイクルにとどまらず、市民の意識改革にも繋がる取り組みとして注目されています。小野市の小学校児童が参加した「made in ONOエコトレー」プロジェクトでは、使用済みトレーを資源として捉え直すワークショップが実施され、児童がデザインしたオリジナルトレーが実際に生産・販売されることになりました。協定締結と同時に、このエコトレーが市内スーパー6店舗で導入され、地域一体となった資源循環の取り組みがスタートしました。

脱炭素社会への貢献



この取り組みは、プラスチックごみの削減によるCO2排出量削減にも大きく貢献します。エフピコは、プラスチック容器の製造販売国内最大手として、長年、環境負荷低減のための技術開発に取り組んできました。「ボトルto透明容器」など、資源循環を促進する様々な技術を保有しており、小野市との連携協定を通じてこれらの技術を効果的に活用していく予定です。

地域と企業の連携による持続可能な社会



今回の連携協定は、自治体と民間企業が連携して持続可能な社会を目指す好事例と言えます。エフピコは、環境問題への取り組みを経営理念に掲げており、小野市との協定は、その理念を具体的に実現するための重要な一歩です。

連携協定の具体的な内容としては、以下の5点が挙げられています。

1. 資源循環型リサイクル活動の情報発信と普及啓発
2. 市民の意識改革と行動変容に繋がる活動の実施
3. プラスチック資源の地産地消の拡大
4. 資源循環を通した環境教育の実施
5. その他資源循環の促進に関する事項

これらの活動を通じて、小野市は環境問題への意識を高め、地域全体で持続可能な社会の実現を目指していきます。エフピコにとっても、地域社会との連携強化と企業イメージの向上に繋がる重要な取り組みとなるでしょう。

今後の展望



エフピコと小野市の連携は、地域における循環型経済の構築に大きな影響を与えると予想されます。今後、この取り組みが全国の自治体へと広がる可能性があり、日本の脱炭素化に向けた取り組みを加速させる契機となるかもしれません。

この協定が、自治体と企業が連携することで、地域社会の課題解決と持続可能な社会の実現が進むことを示す成功例となることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社エフピコ
住所
東京都新宿区西新宿6-8-1新宿オークタワー(総合受付36階)
電話番号
03-5320-0717

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