中野市が「彼女、お借りします」とのコラボでAR体験を発表
中野市が誇る漫画家、宮島礼吏氏の作品「彼女、お借りします」を活用した新たな観光プロジェクトが立ち上がります。その名も「彼女、お借りします×中野市」コラボデジタルコンテンツ(AR)。このプロジェクトは、2024年12月8日から2025年2月28日までの約3ヶ月間にわたって展開され、地域活性化を目指しているのです。
プロジェクトの背景
中野市では、観光業がコロナの影響を受け、利用者数が著しく減少しています。かつては年間70万人を超える来訪者がいたものの、令和5年には約41万人にまで落ち込んでしまいました。そこで、新しい観光地として、NTT東日本-関信越と連携し、デジタル技術を駆使した「観光DX」への取り組みを強化することとなりました。
今年度の新たな施策として、中野市出身の人気漫画家・宮島氏との連携を実現。このコラボレーションを通じて、町に新しい魅力を提供し、交流人口の拡大を目指しています。
AR体験の詳細
「彼女、お借りします」の描き下ろし短編漫画「長野県中野市番外編~宮島と彼女~」が専用のストーリーとなり、AR(拡張現実)技術を用いて市内の名所を巡る内容が企画されています。参加者はスマートフォンアプリ「XR City」を利用し、指定されたスポットでARコンテンツを体験できます。これにより、参加者は実際の風景に漫画の世界を重ね合わせ、まるで物語の一部になったかのような感覚を楽しめます。
主なARスポット
具体的には、以下のような名所が登場します:
- - 一本木公園(バラ公園のエピソード)
- - 小野りんご園(さくらんぼ狩りのエピソード)
- - 湯の駅ぽんぽこ(温泉エピソード)
- - 高丘工業団地交差点(思い出の場所)
AR体験の他に、LINEと連携した機能を使って指定の場所への誘導を行い、参加者の回遊性を高め、市内観光を促進します。また、体験を終えた参加者には、抽選で製本された番外編をプレゼントする企画も用意されています。
コラボイベントの開催
プロジェクトの初日にあたる2024年12月8日には、もてなすお祭り「なかのかのかり祭」が開催されます。中野市市民会館で行われるこのイベントでは、限定コラボグッズの販売やコラボコンテンツの一斉披露などが予定されています。中野の新たな魅力を発見する機会にもなるでしょう。
まとめ
「彼女、お借りします×中野市」のプロジェクトは、地域活性化を目指す新たな取り組みの一環として注目されています。AR体験を通じて、漫画の世界に触れながら中野市の名所を巡ることで、新しい形の観光が楽しめることは間違いありません。このチャンスを逃す手はありません。興味をお持ちの方は、ぜひプロジェクト公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
参考リンク