食品安全委員会の第995回が開催、重要な議題が報告される予定
食品安全委員会の第995回が開催される
日本の食品安全を守るために設置された食品安全委員会が、令和7年8月26日(火)午後2時から、第995回の会合を開催します。この会合は、港区赤坂の赤坂パークビル22階にある大会議室で行われ、公開と遠隔動画配信が行われるため、一般市民も参加しやすくなっています。
会議の主な議事内容
会合では、以下の重要な議事が議論される予定です。
1. 肥料・飼料等専門調査会の審議結果 についての報告が行われます。具体的には、たん白質を加水分解して製造されたL-イソロイシンを原体とする飼料添加物に関する意見募集も含まれます。
2. 動物用医薬品専門調査会の成果 として、いのしし用の国産豚熱経口生ワクチンを摂取したいのししに由来する食品の安全性に関する審議結果も報告され、意見を求められます。
3. 遺伝子組換え食品専門調査会の結果 として、チョウ目害虫抵抗性ワタMON15947系統に関する報告も行われ、このテーマに関しても意見を求めています。
4. 食品安全基本法 に基づく意見が提出され、農薬および動物用医薬品「フィプロニル」に係る食品健康影響評価の議論も含まれます。加えて、食品添加物に関する評価結果が報告される予定です。
5. 食品健康影響評価技術研究 および食品安全確保に向けた総合調査の優先実施課題(令和8年度案)についても議論が交わされます。
6. 令和7年度食品安全確保総合調査課題案 も整議にかけられ、その他事項についても取り上げられる見込みです。
傍聴と動画配信
本会合は一般市民にも公開されており、傍聴を希望する方は事前に申し込むことができます。申し込みの締切は8月25日(月)12時までで、内閣府の共通意見登録システムを通じて行われます。動画視聴希望者には、視聴に必要なURLが登録メールアドレスに送付されます。
ただし、会場での傍聴席には限りがあり、多数の申し込みがあった場合は先着順となるため、早めの申し込みをお勧めします。登録後の受付時間は13:30から13:50までですので、その間に到着する必要があります。また、当日の資料は食品安全委員会の公式ウェブサイトで事前に公開される予定です。
報道関係者向けの情報
取材希望の報道関係者も同様に申し込みが必要です。会社名と人数を明記し、撮影の希望も選択する必要があります。撮影は会議冒頭でのみに限られるため、注意が必要です。
食品安全は私たちの健康に直結する重要なテーマです。今回の食品安全委員会の開催は、その重要性を再認識させる機会となるでしょう。一般市民が参加できるこの会合を通じて、食品に関する安全性がどのように保たれているのか、透明性を持って確認することができます。これにより、今後の食品安全に対する理解が深まることでしょう。