トランスコスモスとAdaloが締結した総代理店契約
アメリカのノーコード開発プラットフォームであるAdalo, Incが、トランスコスモス株式会社と日本市場向けの総代理店契約を締結した。この契約によって、Adaloの法人向けライセンスが日本国内でより広く展開されることになる。
Adaloの日本国内での成長を支える取り組み
2019年から提供を開始したAdaloは、コーディングを必要とせず、誰でも簡単にアプリを作成できる点で注目を集めている。このプラットフォームは、全世界で200万人以上のユーザーを抱えており、さまざまなWebアプリやモバイルアプリが開発されてきた。日本市場でもその人気が高まっているが、英語による申し込みや、海外からの請求など、いくつかの障壁が存在していた。特に日本語でのサポートが整っていなかったため、多くのユーザーが導入に対して不安を抱えていた。
トランスコスモスとの提携により、これまでの課題を解消し、日本ユーザーがAdaloを使いやすくするための様々な施策が打ち出されている。新たに設けられる法人向け申し込みサイトでは、トランスコスモスがライセンス販売や初期手続きに対応。お客様企業は一連の手続きを迅速かつスムーズに行えるようになる。
日本国内サポートの強化
契約に基づき、トランスコスモスは法人企業の営業代行から導入後のカスタマーサポートまでを一貫して提供する。これにより、企業の利用満足度を大幅に向上させることが期待されている。また、トランスコスモスが保有する国内データセンター内にAdaloの開発に利用できる領域が設けられ、データの流出リスクを心配することなく、安心して開発を行うことが可能になる。
さらに、導入を希望する企業には「Adalo Full Support Packageサービス」が提供され、開発支援やカスタムアプリの開発、トレーニングに至るまで、幅広い支援が行われる。
ASEAN地域への展開
本契約は日本市場に留まらず、ASEAN地域でのAdaloの展開を目指している。トランスコスモスは、グローバルな展開を進める中で、現地のニーズに応える形で各国でのサポート体制を構築する。
デジタル技術が急速に進化する現代、企業におけるテクノロジー活用の重要性は増しており、Adaloの持つ働きかけが期待されている。将来的には、ノーコードの開発プラットフォームが、さまざまなビジネスニーズに応じて利用される場面がさらに増えることだろう。
まとめ
トランスコスモス株式会社のエンジニアリング統括本部の上席常務執行役員である所 年雄氏は、「この度、Adaloを独占的に販売できることを大変嬉しく思います」とコメントしている。企業のデジタルトランスフォーメーションの一環として、ノーコードプラットフォームがどのように役立つのか、今後の展開が非常に楽しみである。
Adaloについての詳細は、公式サイト(
Adalo公式サイト)やトランスコスモスの販売サイト(
トランスコスモス Adalo販売サイト)を参照のこと。