能登半島地震 石川県 金沢市 松原健之 金沢望郷歌

松原健之の最新シングル「金沢望郷歌 2024」が、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位を獲得した。2024年6月19日にリリースされたこの曲は、彼のデビュー曲「金沢望郷歌」の新バージョンだ。

2005年にデビューした松原健之にとって、「金沢望郷歌」は特別な楽曲だ。デビューする前の2001年、彼は舞台『旅の終りに』に出演するために初めて金沢を訪れた。そこで五木寛之先生との出会いがあり、五木先生の作詞、弦哲也先生の作曲による「金沢望郷歌」でデビューすることになった。

リリース前の9か月間は、ミカン箱とこの曲を手に能登中をキャンペーンで巡ったという。松原健之にとって、能登は第二の故郷のような場所だ。

しかし、2023年、能登半島を巨大地震が襲った。故郷が大きな被害を受けたことを目の当たりにした松原健之は、何か少しでも力になりたいという思いから「金沢望郷歌 2024」を制作することを決意した。

19年ぶりにレコーディングされた「金沢望郷歌 2024」は、彼の歌声に深みと人間味が加わった、より成熟した楽曲となっている。

松原健之は、「震災から半年以上経ちますが、能登の復興の目処が立っていません。デビュー前からお世話になっている能登の皆さんが、大変な中毎日頑張って生活している、ということを忘れないでいて欲しい！デビュー曲を今の声でレコーディングし『金沢望郷歌 2024』として日本全国を歌って歩きたいと思います」とコメントしている。

「金沢望郷歌 2024」は、単なる楽曲ではなく、故郷への愛と復興への願いを込めた、松原健之の強い意志表明となっている。
松原健之の「金沢望郷歌 2024」は、単なる楽曲を超えて、彼の故郷への深い愛情と、被災地の復興に対する強い願いを表現した作品だと感じた。デビュー曲「金沢望郷歌」を19年ぶりにレコーディングしたという事実だけでも、彼の想いの強さを物語っている。

「金沢望郷歌 2024」は、オリジナルバージョンよりも、より深みと人間味を感じられる楽曲になっている。これは、19年の間に経験した様々な出来事、そして故郷への想いが、彼の歌声に反映されているからだろう。

彼の歌声は、力強くも繊細で、聴く人の心を揺さぶる力を持っている。特に、歌詞の中に込められた「能登の復興への願い」は、多くの人の共感を呼ぶのではないだろうか。

「金沢望郷歌 2024」は、音楽を通して故郷への想いを伝える、松原健之の真心のこもった作品だ。彼の歌声は、被災地の復興を願い、未来への希望を告げている。