Synflux株式会社が資金調達を完了
Synflux株式会社(シンフラックス)が、総額5.2億円の資金調達を完了しました。リード投資家としてGoldwin Play Earth Fundが参加し、そのほかにも複数のサステナブル投資家が名を連ねています。今回は合計2.7億円の出資を受けており、これによって同社の累計調達額は7.4億円に達します。
この資金調達の目的は、欧州のサステナビリティ政策やESG投資に関する知見を取り込み、アパレル業界での連携を一層強化することです。特にOEM・ODMを含む上流サプライチェーンへの技術導入を進め、「Algorithmic Couture」と呼ばれる当社の革新技術をグローバル市場で強化する狙いがあります。さらに、国際的なサステナブルファッションの実務に強い人材を採用し、事業の国際展開を促進していく計画です。
サステナブルファイナンス開示規制(SFDR)とは
EUで施行されているSFDR(サステナブルファイナンス開示規則)は、金融市場の透明性を高め、持続可能な投資を促進するための規制です。この規制では、「ダークグリーンファンド」として知られるArticle 9に該当するファンドが特に注目されています。Synfluxの今回の出資を行ったCollateral Goodは、そのような厳格な基準を満たしています。
投資家の声
Collateral Goodのマイケル・クラインドル氏は、「Synfluxのアプローチは繊維廃棄物を削減し、導入するブランドに即時的な経済的利益を提供するもので、我々の戦略にぴったり合致しています」とのコメントを寄せています。これを受け、サステナブルファッションにおける新たな展開が期待されます。
さらに、脱炭素化支援機構の福井義高氏は、ファッション業界が排出する温室効果ガス削減に貢献するSynfluxの取り組みを高く評価し、当社の成長が日本の地場産業の活性化にも寄与することを期待しています。
Synfluxの成長と未来
Synfluxは、ファッション産業における持続可能な未来を目指し、機械学習や3Dシミュレーションを駆使したデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発しています。このシステムは衣服生産において避けがちな廃棄物を最小限に抑える仕組みを提供しており、多くのブランドによって導入されています。これまでにもH&M財団グローバルチェンジアワードなど、国内外で高く評価されています。
今後は、国内での実績を積み重ねつつ、欧州市場へも積極的に展開していく考えです。Synfluxの技術は新たなデザインプロセスとしての実装を進めるとともに、環境に優しいビジネスのゴールを追求していく予定です。川崎和也代表は、「サステナブルファッション事業の国際展開に向けて準備が整った」と期待を寄せています。引き続き、国内外での成長を目指し、持続可能な製品開発に貢献していくことが求められます。
会社概要
Synflux株式会社は、2019年3月に設立され、アパレル企業との新商品開発や、大学・研究機関との共同研究を通じて事業を展開しています。「FASHION FOR THE PLANET」をミッションに掲げ、環境への配慮を持ったファッションの実現に向けて取り組んでいます。デジタル化や合理化を支援しながら、持続可能な業界の未来を切り開いていくことを目指しています。