OYASAIの挑戦
2026-09-02 10:22:46

OYASAI、農林水産省の新たなフードテックプロジェクトに採択される

OYASAI、農林水産省フードテックビジネスに採択された新プロジェクト



福岡に本社を置くOYASAI株式会社は、農林水産省の令和7年度補正予算「フードテックビジネス実証・実装事業」において、
「安定苗供給による分散型植物工場バリューチェーン構築実証事業」が選定されました。このプロジェクトは、植物工場の生産における重要な要素「苗」に焦点を当て、高品質な苗を安定的に供給する事業モデルを構築することを目的としています。日本の農業は、気候変動や農業従事者の減少といった課題に直面しており、植物工場への期待が高まっています。しかし一般的に、植物工場は大規模な設備を必要とし、それが参入障壁となっています。

OYASAIは、そうした従来の概念を覆す新しいアプローチを提案しています。「世界最小の畑を街にインストールする」というコンセプトのもと、オフィスビルや飲食施設、商業施設など、都市の様々な空間に小型の水耕栽培ユニットを導入します。このように点在する小さな生産拠点をネットワーク化し、街全体が一つの農場として機能する「分散型植物工場」の実現を目指します。

分散型植物工場のモデル



分散型植物工場の最大の課題は「苗」の供給です。植物工場は環境制御に優れていますが、苗の品質や供給が不安定であれば、生産全体に影響が出るからです。特に多数の小規模工場が存在する場合、それぞれで苗を育成することがコストや管理面で負担になります。

このため、OYASAIの実証事業では以下のようなモデルを構築予定です:
1. 高品質な苗を安定的に生産・供給する仕組み
2. 各地の栽培拠点への苗供給モデルの検証
3. 生産・運用フローの標準化
4. それぞれの拠点をつなげて一つのバリューチェーンを形成する事業モデルの検証
5. 将来的な多拠点展開に向けたモデル構築

このプロジェクトを通じて、OYASAIは「苗」という共通のインフラを整備し、各地の植物工場を結びつけることに取り組みます。これにより、安定した農業生産ネットワークが形成されることを目指しています。

フードテックの社会実装



農林水産省はこの事業を通じて、フードテック技術の実装を推進しています。事業化を目指すフードテック技術の導入は、多様な食のニーズに応え、食品産業の競争力を高めることに繋がります。OYASAIが選ばれたのは、分散型植物工場と苗供給を組み合わせた革新的なアプローチが評価されたためです。

OYASAIの取り組みは、従来の農業の概念を超え、日常生活の中に農業を取り込む新しいモデルを生み出します。同社はこれまでに、様々なイベントでの発表などを通じて、分散型植物工場の社会実装に向けたメッセージを発信してきました。今回の採択は、さらなる進展への第一歩となることでしょう。

代表取締役のコメント


OYASAIの代表取締役である國村隼太氏は「私たちは、農業を特別な場所から解放し、誰もが身近に感じられる形に変えたいと考えています。小さな拠点を増やし、苗という共通基盤を整備し、最終的には地域の食料生産を支える大きな流れを生み出していきます」と述べています。

今後、OYASAIは実証事業を通じて得られたデータや知見を生かし、分散型植物工場のさらなる社会実装に向けた努力を続けていく予定です。


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会社情報

会社名
OYASAI株式会社
住所
福岡県福岡市中央区大名2-6-11Fukuoka Growth Next
電話番号

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