男鹿市に蒸留所誕生
2025-02-05 10:59:16

再生・新たな価値創造!酒粕を活用した蒸留酒の新拠点が男鹿市に誕生

酒粕の新たな可能性を引き出す「早苗饗(さなぶり)蒸留所」



秋田県男鹿市に新たに開業した「早苗饗(さなぶり)蒸留所」は、廃棄リスクのある酒粕を活用し、新しい価値を創造するための拠点です。株式会社SANABURIが運営するこの蒸留所は、稲とアガベ株式会社の関連会社として設立され、地域の資源を最大限に生かしたものづくりを推進しています。

開業背景


「早苗饗蒸留所」の設立には、酒造りの過程で生じる酒粕やその副産物に注目した「SANABURI構想」があります。この理念は、稲とアガベが創業以来大切にしてきたもので、2022年には食品加工場「SANABURI FACTORY」も開き、動物性不使用の代替マヨネーズ「発酵マヨ」などを市場に送り出してきました。このように、食品業界での廃棄物問題に真正面から取り組む姿勢が、今回の蒸留所設立へとつながりました。

SANABURI構想とは


この構想は、酒粕やその残留アルコールを利用することで、廃棄物として捨てられてしまう食材に新たな生命を吹き込むことを目的としています。早苗饗蒸留所では、クラフトサケの醸造で得られる酒粕や、発酵マヨの製造過程で余るアルコールを活用して、スピリッツやリキュールなど多彩な「JAPANESE CRAFT SPIRITS SANABURI」を製造していく予定です。

注目の製品「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」


開業を記念して、早苗饗蒸留所は実験酒第1弾として、和歌山県有田川町のかんじゃ山椒園の特製山椒を使用した新しいスピリッツ「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」を数量限定で予約販売します。この商品は、柑橘のような爽やかな香りと、クリーンな山椒の香りが調和した、料理とも相性抜群の仕上がりです。山椒の生産者である井上豪希氏も、ぶどう山椒の歴史的な背景を持つ地域での品質に自信を持っており、この製品に対する期待も高まっています。

購入は2025年5月の発送予定で、個人向けと酒販店向けの両方の予約サイトが公開されています。これに続いて、3月には第2弾、4月には第3弾の商品も発表予定です。

地元への感謝と未来への展望


株式会社SANABURIの代表取締役、齋藤翔太は「たくさんの方々の協力を経て、蒸留所設立を実現できたことに感謝しています」と述べ、地元男鹿市の皆や金融機関への感謝の気持ちを表現しました。また、多様なプロフェッショナルからの技術支援を受けながら、新たな産業を地域に生み出すことを心待ちにしています。

「早苗饗蒸留所」は、酒粕を利用した新たな価値創造を目指し、地域経済への貢献を図っています。これからの製品展開とともに、クラフトサケの魅力が男鹿市から広がることが期待されています。

企業概要


稲とアガベ株式会社は2021年に設立されたクラフトサケ醸造所であり、地酒を通じて地域活性化に取り組んでいます。今後もさまざまなプロジェクトを通じて男鹿の街を盛り上げていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社SANABURI
住所
秋田県男鹿市船川港船川字化世沢175-11早苗饗蒸留所
電話番号

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