セントラル警備保障が送り出す最新防災ドローン
東京都新宿区に本社を置くセントラル警備保障株式会社(CSP)が、最新の防災および災害支援に向けたドローンの開発と販売を開始しました。特に注目を集めているのが、「CSPEVOテザー」という名の有線給電式ドローンです。このドローンは、サーマルカメラおよびAIを搭載し、現場での効率的な監視や救助活動を実現します。
CSPEVOテザーの特長
CSPEVOテザーは、多彩な特徴を備えています。一つは、CSP独自のケーブル制御機能により、最大30メートルの係留飛行が可能になる点です。これにより、安定した運用が可能となり、ドローンの位置を維持しながら監視活動を行うことができます。また、通常のバッテリーを使用した無線飛行もできるため、状況に応じてハイブリッドな運用が可能です。さらに、AC100Vの商用電源でも運用可能なので、電源の選択に自由度が増します。
また、AIトラッキング機能やサーマルカメラの搭載により、高度な広域監視が実現され、特に危険や緊急性の高い場面での効果が期待されます。また、A-Mesh機能により長時間の運用が可能となり、特に広範囲にわたる監視が必要な場合に有効です。
災害を支援する照明ドローン
新たに発売予定の有線給電式照明ドローンも、災害発生時の緊急照明として大きな役割を果たします。操作方法が非常にシンプルであり、リモコン操作一つでドローンを運用することができるため、専門的な技術がなくても誰でも使える点が特長です。特に震災や海難事故などの夜間救援活動において、既に数多くの実績があるという点は、今後の使用が期待されます。
販売予定と展示会情報
これらのドローンは、2024年12月より販売が開始される予定です。また、2024年10月9日から11日まで、東京ビッグサイトで開催される「テロ対策特殊装備展」において、CSPブースで CSPEVOテザーや有線給電式照明ドローンの実物が展示されます。この展示会は、最新の防災技術に触れる貴重な機会となりますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
まとめ
セントラル警備保障が新たに開発したCSPEVOテザーと有線給電式照明ドローンは、災害支援において非常に効果的な道具となることでしょう。災害時の迅速な対応を可能とするだけでなく、平時における監視活動など、幅広い用途が期待されています。今後の展開が非常に楽しみです。