教育で解決する歯科
2026-08-19 14:49:55

歯科衛生士不足に立ち向かう、教育現場での新たな取り組み

歯科衛生士不足に教育で挑む



日本の歯科医療業界は、人手不足が深刻な問題となっています。歯科衛生士の免許を持つ多くの人が現場で働かないというミスマッチが存在し、呼ばれる理由は様々です。この状況に対して、一般社団法人OralXが注目を集めています。OralXは、歯科衛生士を目指す学生たちへ向けた特別な体験授業を金沢医療技術専門学校で行いました。

歯科衛生士不足の実態



最新の調査によると、現在約32万人の歯科衛生士が免許を保持していますが、実際に歯科業界で働いているのはその半数以下の約15万人にとどまっています。高齢化の進行や予防歯科への需要増加に対し、働く人員は依然として不足しています。これに加えて、職業に対するイメージやキャリアパスの狭さも、離職に繋がっています。

脱却すべき「狭さ」と「浅さ」



多くの人が「歯科衛生士は診療補助」という固定観念に捉われています。このイメージは、職業に対する魅力を損ね、キャリアの向上を目指す道を挫く要因とされています。また、キャリアパスがあまりにも限られていると感じることも、現場を離れる一因となっています。

教育を通じた解決策



OralXは、これらの課題を解決するために、採用ではなく教育の面からアプローチしています。学生たちが実際にデジタル矯正の現場を体験することで、免許の先にある多様なキャリアの可能性を示そうとしています。具体的には、金沢医療技術専門学校で行われた授業において、学生たちは3D口腔内スキャナー「iTero」を使って、自分の歯列をリアルタイムでデータ化しました。このような体験を通じて、技術を駆使し患者をサポートする現場を感じる機会となりました。

現役歯科衛生士との交流



授業の後半では、現役の歯科衛生士であるYukako先生との本音トークが行われ、キャリアや働き方についての質問が集中しました。多くの学生が矯正歯科や新たなキャリアの可能性に興味を持ち、医院見学を希望する声も上がりました。これにより、学生は資格取得前から業界内の多様な道を具体的に肌で感じることができました。

Yukako先生のキャリアアドバイス



講師のYukako先生は、臨床から一般企業への転職を経て、今は経営にも携わる存在です。彼女は「歯科衛生士は診療補助にとどまらず、開発や経営も選べる職業だ」という新たな視点を学生たちに提供しました。これにより、狭く見えていた職業の理解を深め、学生たちの視野を広げることに成功しています。

今後の取り組み



OralXの取り組みは一過性の授業ではなく、全国の専門学校での継続的な展開を目指しています。学生たちが、資格取得前に多様な働き方を体験し、業界への理解を強める機会を増やすことが目標です。今後も教育機関との連携を拡大し、歯科衛生士不足の問題に対処していく所存です。代表の五十嵐裕太氏は、「学生たちが歯科医療の楽しさを実感することで、業界が明るい未来を迎えられることを信じています」と述べています。

これからの歯科衛生士は、ただの診療補助者ではなく、テクノロジーを駆使し患者の人生に変化をもたらすクリエイティブな存在として、進化していくことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
一般社団法人OralX
住所
東京都港区北青山3丁目15番5号
電話番号
03-6450-6425

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。