空域管理プロジェクト
2025-04-08 16:19:27

テラドローンの子会社UniflyがEUの空域管理プロジェクトに参加

テラドローンの子会社Uniflyが参加したEUの空域管理プロジェクト



テラドローン株式会社が運営する子会社、ベルギーに拠点を置くUnifly NVが、欧州の次世代空域管理を目指すプロジェクト『ENSURE』に参加したことが発表されました。本プロジェクトは、U-Space(無人航空機のための新しいエアスペース管理システム)と従来の航空管制システムとの統合を図るものであり、ドローンと有人航空機の安全な共存を実現するための研究が行われます。

プロジェクトの背景と意義



近年、ドローンの商用利用が急速に広がる中、無人航空機と有人航空機が同一空域で運用されることが避けられない状況になっています。これに伴い、安全で円滑な飛行を確保するための空域管理が求められています。その中で、欧州ではU-Spaceの導入が進展しており、この新たな空域管理システムが従来の航空管制システムと効果的に連携することが不可欠とされています。

『ENSURE』プロジェクトは、これまでのSESARのさまざまな取り組みから得た成果を組み合わせ、U-Spaceと航空管制システムの間でシームレスなデータ通信と管理が行えるインターフェースを開発することに焦点を当てています。これはドローンと有人機の共存を可能にするための重要なステップです。

プロジェクトの進行状況



本プロジェクトは、スペインに本社を置く航空関連技術ソリューション企業INDRAが主導し、AirbusやEUROCONTROL、ENAVなど、欧州航空業界の重要な企業も参与しています。Uniflyは、本プロジェクトにおいて、次の活動に注力します。
  • - U-Spaceと航空管制システム間でのデータ交換や通信方法の標準化
  • - 航空管制官及びU-Spaceサービス提供者の専門知識の向上
  • - リアルタイムでの空域調整システムの実装と検証
  • - ドローンの運航に関する安全要件や規制の策定

特にユニフライは、優れたUTMソリューションの開発において蓄積した豊かな知見を活用し、リアルタイムにドローンと航空管制システムを連携させる技術的支援を行います。これは安全で効率的な運航の実現に寄与するものとなります。

今後の展望



『ENSURE』プロジェクトは、2025年を目途にU-Spaceと航空管制システムの統合を目指し、また、高密度な空域におけるリアルタイム空域調整システムの確立を目指しています。2025年5月28日には、アイスランドのTern Systems社でオープンデーが開催され、業界関係者が集まる中、U-Spaceにおけるデジタル化と自動化の進展をテーマにした発表が予定されています。政策の透明性向上や業界連携の強化を図り、ドローンと有人航空機が円滑に運航できる環境作りに寄与していくことが期待されています。

まとめ



テラドローンは、ドローンと有人航空機の共生を目指し、この新たな空域管理システムの開発に大きな役割を果たすことでしょう。同社は、様々な分野において3000件以上の実績を誇り、今後も空域管理の分野でのイノベーションを推進して参ります。さらに、Uniflyの技術力を活かし、グローバルな標準を設定することを目指していく姿勢は、航空業界全体に新たな風を吹き込むでしょう。


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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