リスキリングとAIの影響 - 日本企業調査2026の結果
株式会社みらいワークスは、2026年に実施した「日本企業におけるリスキリングの認識とAI影響に関する実態調査」の結果を発表しました。この調査は、500名以上の企業に勤める人材開発に携わる社員や役員を対象とし、リスキリングに対する認識やAIの影響について詳細に分析しています。
調査の概要
調査は2026年3月19日から3月22日まで、インターネットを通じて行われ、対象となったのは経営企画部や人事部門に属す400名の社員です。全社的にリスキリングを実施している企業は38.3%であり、特定部門での実施を含めると64.6%の企業が何らかの形でリスキリングを進めていることがわかりました。
一方で、過去にリスキリングを実施していない企業も16.0%を占めており、依然として課題が残っていると言えます。
リスキリングの定義のギャップ
本調査で特に注目すべきは、リスキリングに対する企業の認識において、61.0%が「職務や役割の転換は前提にしない」と考えていることです。これは、政府が定義する「成長分野への移動を目的とした学び直し」との間にギャップがあることを示しています。職務転換を伴わないリスキリングが主流である現状が浮き彫りになりました。
スキル習得の傾向
調査結果によると、リスキリングを実施している企業の約半数が「DX関連のスキルと非DXの両方」を重視し、デジタル化におけるビジネススキルの重要性が高まっていることが示されています。また、DX教育での最優先テーマは「生成AIの業務活用」で、67.8%の企業がこの点に注力していると回答しています。
生成AIの影響
生成AIが企業のリスキリング施策に与えた影響は大きく、37.1%が「カリキュラム更新が必要」と感じていることが明らかになっています。AI活用を前提とした業務プロセスの再設計や、今後の必要職務の再定義も必要とされている点が指摘されています。
調査によると、生成AI普及を踏まえたリスキリング施策の変更を行った企業は半数近くに達しており、約50%の企業がリスキリングのスキルテーマや対象となる職務を見直しています。
リスキリング実施の課題
一方で、リスキリング施策の変更を進められない理由としては、32.6%が「人員や予算の不足」を挙げており、事業運営におけるリソースの限界が課題となっています。また、指導者やメンター不足、データ基盤の未整備もリスキリング推進の障壁となっている実態が浮き彫りになりました。
まとめ
調査結果より、日本の企業におけるリスキリングは生成AIの普及に伴い、新たな課題に直面していることが明らかになりました。企業が持続的に成長するためには、AIとの共存を見据えた職務や役割の再定義や、外部の専門家との協力が求められる時代に突入しています。今後のリスキリング進化への対応が、企業の競争力を左右する重要な要因となるでしょう。
株式会社みらいワークスの概要
所在地は東京都港区で、提供するサービスにはプロフェッショナル人材事業やリスキリング事業が含まれ、クライアント数は9300社を超えています。
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