回数券アプリ『MATAKUL』が小規模店舗のデジタル化を加速

回数券アプリ『MATAKUL』の登場

近年、オンライン化が進む中、小規模店舗や個人経営の事業者が直面する課題を解決するためのツールが登場しました。それが、回数券アプリ『MATAKUL』です。当アプリは、2020年にプロトタイプがリリースされ、その後のモデル店舗での導入を経て、2022年11月に正式にサービスが開始されました。

『MATAKUL』とは？

『MATAKUL』は、回数券の作成や発行、管理をWEB上で行うことができるアプリです。様々なプランやメニューに応じた回数券が作成可能で、顧客情報や利用履歴を一元的に管理できます。さらに、メール配信機能によってお客様とのコミュニケーションを強化することができるのも大きな魅力です。

デジタル化の重要性

現在、小規模店舗はデジタル・トランスフォーメーション（DX）が進まず、属人化や効率化の遅れが課題となっています。『MATAKUL』は、「手軽な料金体系」と「シンプルな機能」により、DXを手助けします。利用者5名までは無料で、その後も月額3,300円から利用できます。従来、数万円がかかるサービスが多い中、より身近な存在としての取り組みが注目されています。

スマートに使える

このアプリは、スマートフォンだけで操作可能な設計で、PCがない事業者でも気軽に利用できます。回数券の発行や管理に特化しているので、複雑な操作や機能はなく、簡単に使えるのがポイントです。これにより、店舗経営者は初期段階から効率的な運営が可能となり、ビジネスの成功に向けたアプローチがしやすくなります。

新たな機能の追加

2023年秋、『MATAKUL』はオンライン決済機能を新たに導入しました。これにより、店舗に行かなくてもどこからでも回数券の販売や購入ができるようになり、業務効率がさらに向上します。リピート率を高め、販売促進にも寄与する仕組みが整いつつあります。

海外展開の見込み

また、アプリの開発は海外市場にも広がりを見せており、英語版がシンガポールで展開中です。インバウンド顧客の獲得も視野に入れたサービス展開が期待されています。

運営会社の背景

『MATAKUL』を開発・運営しているのは、PEPELABO（ペペラボ）。優しいデジタルをテーマに、店舗と顧客のより良い関係を築くためのツールを提供しています。会社設立は2018年で、兵庫県神戸市を拠点にしています。今回のアプリリリースにより、日本の店舗の課題解決を目指す姿勢がさらに明確となりました。