建築職人を魅力的に演出するファッションショー開催

建築職人ファッションショーが東京ビッグサイトで開催

7月12日と13日の2日間、東京ビッグサイトにて「リフォーム産業フェア2016」が開催され、その中で注目のイベントとして建築職人のファッションショーが行われます。このショーでは、作業着ブランド「グリーンスプルース」が登場し、新しい作業着のデザインや機能性を実際の職人がモデルとして披露します。

作業着ブランド「グリーンスプルース」

「グリーンスプルース」は、環境への配慮と持続可能性をテーマにした作業着ブランドです。ブランド名は、9550年も大地に根を張る最古の木に由来しています。これは、一度作られた作業着が使い捨てではなく、長く使用できることを意味しています。今後は古着のリユースや、リメイク用のはぎれの提供も検討されています。

このファッションショーは、単なる見せるだけのイベントではありません。日本国内では、建築職人が15年間で100万人以上減少しており、特に団塊世代の引退後にはさらなる人材不足が懸念されています。職人不足の原因として、施工不良問題や職人の奪い合いが報告されています。これに対して、作業着のデザインやイメージを刷新することで職業としての魅力を高め、若い世代の職人を増やす一助にしようという狙いがあります。

ファッションショーの内容

ショーでは、実際の建築職人がモデルとなり、特設ステージ上に再現された室内空間で、工事をしながら新しい作業着の魅力を紹介します。ファッション性と機能性を兼ね備えた作業着が、どのように職人の働き方やイメージを変えるのか、観客に示す場となるでしょう。

また、住宅リフォームの現場では、施主が住みながら工事が進むことが多く、このようなイベントを通じて、一般消費者にも建築職人の仕事の重要性や魅力を広めることができると期待されています。

リフォーム産業フェア2016の概要

「リフォーム産業フェア2016」は、住宅リフォーム業界の専門メディア「リフォーム産業新聞社」が主催するイベントです。1998年から毎年開催されており、リフォーム業界に従事するプロフェッショナル向けに、新しい情報やトレンドを提供することを目的としています。入場は無料で、事前登録制となっているため、スムーズに入場したい方は登録をお勧めします。