ギャップジャパン、LGBTQ+への取り組みで7年連続ゴールド受賞
アパレル業界をリードするギャップジャパン株式会社が、性的マイノリティへの取り組みを表彰する「PRIDE指標」において、7年連続でゴールドを受賞という快挙を達成しました。この指標は、work with Pride(wwP)が策定しており、日本の企業や団体におけるLGBTQ+への取り組み状況を評価するものです。wwPは、この指標を通じて、LGBTQ+の方が働きやすい職場環境づくりを目指しています。
ギャップジャパンは、米国本社であるGap Inc.の理念を受け継ぎ、創業以来、多様性と個性を尊重する企業文化を培ってきました。代表取締役社長のクリストファー・モーラー氏は、サンフランシスコ発祥のGapの歴史に触れながら、「世界中でLGBTQ+のインクルージョンギャップを埋めることに尽力している」と受賞の喜びを語りました。今回の受賞は、従業員、顧客、そして地域社会への長年にわたるコミットメントと、具体的な取り組みが評価された結果と言えるでしょう。
具体的な取り組みとしては、2014年から東京レインボープライドへの参加を皮切りに、近年では札幌、大阪、福岡へと活動の範囲を広げ、イベント協賛や従業員ボランティアによる支援を積極的に行っています。さらに、同性婚や事実婚といった多様な家族形態を問わず適用される団体生命保険や、育児休暇制度など、LGBTQ+の従業員にも配慮した福利厚生プログラムを導入しています。これは、アパレル業界の中でも先進的な取り組みと言えるでしょう。
ギャップジャパンは、これらの取り組みを通じて、インクルーシブな文化と高い帰属意識を醸成し、従業員一人ひとりが自分らしく働き、活躍できる環境づくりに力を入れています。今後も、多様性を尊重し、より良い社会の実現に貢献していく姿勢を示しました。
ギャップジャパン株式会社について
ギャップジャパン株式会社は、米国サンフランシスコに本社を置くGap Inc.の日本法人です。GapとBanana Republicのブランドを通して、メンズ、ウィメンズ、キッズ向けの衣料品、アクセサリー、パーソナルケア製品を展開しています。1995年にGap 1号店、2005年にBanana Republic 1号店をオープンし、現在ではオンラインストア(www.gap.co.jp / www.bananarepublic.co.jp)でも商品を提供しています。
まとめ
ギャップジャパンの7年連続ゴールド受賞は、企業の社会的責任(CSR)を果たす上で、多様性とインクルージョンがいかに重要であるかを示す、素晴らしい事例と言えるでしょう。LGBTQ+の権利擁護や、インクルーシブな職場環境の構築は、企業の持続可能な成長にも繋がる重要な要素であり、今後も多くの企業がギャップジャパンの取り組みを参考に、多様性を尊重する企業文化の醸成に力を入れていくことが期待されます。