老舗三社の技術を融合した新たな名物「あん食パン」の魅力
2021年5月24日、東京・東十条に特別な「あん食パン」を提供する新しい店舗「明壽庵」がオープンしました。このお店は、明治・大正創業の老舗三社の伝統技術を集結させた製品群が特徴で、今までのパンの常識を覆すような魅力を持っています。
明壽庵のこだわり
「明壽庵」の商品は、和菓子のような歴史と繊細さをコンセプトに、老舗ならではのこだわりが表れています。商品の特徴を詳しく見ていきましょう。
厳選された北海道産小麦を使用し、水を使わずに北海道産高脂肪牛乳とバターのみで仕込んでいます。そのため、濃厚でクリーミーな風味が感じられ、食欲をそそります。
石鍋商店が持つ久壽餅の小麦デンプンを使った発酵種を使用しています。2年間の発酵により生まれるもちもちとした食感は、他では味わえない独特のものです。
餡には厳選された襟裳小豆を使用し、明壽庵のパンにぴったり合うように独自に炊き上げているため、味わい深さが際立っています。これらの素材が組み合わさり、視覚的にも楽しめる「あん食パン」が生まれました。
代表的な商品ラインアップ
「明壽庵」では、いくつかの魅力的な商品がラインアップされています。
1本1,300円(税込)。王子製餡所のこし餡を贅沢に巻き込んでおり、もっちりとした食感としっとりとした甘みが絶妙なバランスを生み出しています。
1本1,400円(税込)。抹茶を練り込んだ生地に粒あんを加えることで、大人向けの上品なスイーツに仕上がっており、マスカルポーネをのせても美味しくいただけます。
1本800円(税込)。小麦とバターのシンプルな美味しさが実感できる一品で、そのままでも、トーストしても楽しめます。
1本1,000円(税込)。王子製餡所の粒あんが練り込まれており、ほのかな甘みが心地よい仕上がりです。
各種500円(税込)。旬のフルーツとマスカルポーネホイップクリームをふんだんにはさんだ贅沢なサンドが楽しめます。
店主の想い
明壽庵の代表である中山公人氏は、「地元への恩返し」との思いからこの「あん食パン」を開発しました。老舗三社の歴史と、地域の文化が感じられるひと品を多くの人に味わってもらえれば幸いだと述べています。
老舗三社の歴史
1889年創業の同店は、当時まだ多くなかったパン屋の中で、パン文化の普及に貢献してきた伝説の店舗です。
1897年設立の石鍋商店は、130年の歴史を持つ製法で久壽餅を作り続け、質の高い和菓子を提供しています。
1925年から和菓子の命である餡を製造しており、品質を維持する努力を惜しまないことで知られています。
店舗情報
「明壽庵」は、東京都北区神谷1-25-6に位置し、営業時間は10:00〜19:00(完売時は早めに閉店)です。定休日は毎週水・木曜日。美味しいあん食パンを求めて、ぜひ訪れてみてください。
Instagram:
明壽庵公式
伝統的な技術が生み出す新しい美味しさ、明壽庵のあん食パンで心温まるひと時をお楽しみください。