海外調査の新しい形
2016-11-17 14:28:37

タイムリーな海外調査を可能にする新たなビジネスモデル

タイムリーな海外調査を可能にする新たなビジネスモデル



近年、企業が海外展開を進める中で、現地の消費者の声をいかに迅速に把握するかが非常に重要になっています。そこで注目されているのが、シノ・ジャパンが提供する「シノ・アンサーズ・オムニバス」という新しいサービスです。このサービスは、海外市場に対するアンケート調査を簡便に、しかも迅速に実施できる画期的な仕組みを提供しています。

シノ・アンサーズ・オムニバスの特徴



この調査プロジェクトは、世界55ヵ国を対象に、18歳から69歳までの一般消費者1,000人に対するアンケートを実施するものです。依頼された企業は、1問30,000円からというリーズナブルな費用で調査を申し込むことができ、翻訳費用は別途かかります。さらに、このサービスは共同調査の形を取るため、他の企業と一緒にアンケートを依頼することが可能です。合計で5問のリクエストが集まった時点で、調査が開始されます。

従来のアプローチとその課題



従来、海外の消費者を対象にした調査は高額な費用と多くの時間を要し、多くの中小企業にとっては高いハードルとなっていました。しかし、「シノ・アンサーズ・オムニバス」は、クラウドファンディング型のアプローチにより、複数の企業のニーズを一つにまとめ、システム化された処理を通じて、手軽にアンケート調査を実施できるようにしています。これは、多くの企業が持つ商品開発やマーケティングの課題を解決するための大きな助けとなるでしょう。

利用シーンの幅広さ



この調査サービスは、商品の開発におけるアイデアを得るため、企業サイトのデザインやキャッチコピーのABテスト、あるいは訪日旅行者の誘致戦略の調査など、さまざまなシーンで利用されることが期待されています。シノ・ジャパンの代表取締役、長野草児氏は、「我々は、このツールを使うことで、誰でも海外の生の声をもっとタイムリーに把握することが可能になる」と述べています。

サービスの目的と展望



シノ・ジャパンは、この調査に関与する企業をつなげる役割も担っています。そのため、リサーチ関連企業や広告代理店など、多種多様な業種の企業が参加可能です。初年度の目標として、500社の導入を掲げており、今後もその数は増加する見込みです。

Syno Internationalとは



このサービスを提供するシノ・ジャパンは、リトアニアに本社を置くSyno Internationalの日本支社です。Syno Internationalは、あらゆるデータを簡単に収集し、ビジネス課題を解決するためのITソリューションを提供する企業です。「未知を予測する」という企業理念のもとで活動を展開し、国や業種を越えたデータ分析を可能にしています。

まとめ



企業が国際市場で成功を収めるためには、海外の消費者が何を考え、どのようなニーズを抱えているのかを理解することが不可欠です。「シノ・アンサーズ・オムニバス」は、そのハードルを低くし、多くの企業にチャンスを与える新しいビジネスモデルです。今後、この仕組みがどのように広がっていくのか大いに注目です。

会社情報

会社名
Syno Japan 株式会社
住所
神奈川県鎌倉市扇ヶ谷1-8-1 山口ビル3F
電話番号
0467-38-6530

トピックス(経済)

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