AIが変えるキャリア意識
近年、人工知能(AI)の進展は私たちの働き方やキャリア形成に多大な影響を与えています。このたび一般社団法人プロティアン・キャリア協会が実施した「AI×キャリア意識調査」の中間報告が発表され、AIとキャリア観の関係性に関する新たな知見が明らかになりました。2025年8月30日(土)に開催予定の「プロティアン・フォーラム2025」では、この調査結果をもとに、個人と組織のキャリア意識の変化と未来に向けた戦略を検討します。
調査結果のハイライト
この調査は、AI技術の社会実装が進む中で、個人のキャリア意識や組織の対応がどのように変化しているかを分析することを目的としています。中間結果によれば、キャリア自律意識の高まりが顕著で、88.6%の回答者が将来のキャリアについて主体的に考えるようになったことが示されています。特に、将来の選択肢を積極的に検討しているという姿勢が見られ、多様なキャリアの描写が広まっています。
また、90.4%の回答者が生成AIを脅威ではなく機会と捉える前向きな意見を持っており、技能習得の促進や業務の効率化に期待を寄せています。さらに、67.6%の回答者が社外の専門家への相談を理想とし、職場以外での安全な対話の場を求めていることが分かりました。
課題と希望
一方で、職場での相談にはハードルが高い現状があり、上司への相談はわずか5.8%に留まっています。これは管理職のスキル不足や心理的安全性の欠如が影響していると考えられます。そこで求められているのは、一般的なアドバイスではなく、状況に応じた具体的かつ実践的な支援です。
調査結果によると、生成AIによる客観的な分析と専門家による深い共感の融合が、新たなキャリア支援モデルの必要性を示しています。これにより、個々のキャリア観を豊かにし、企業の人的資本経営にとっても有意義な方向性を示すことが期待されます。
フォーラムでの議論
8月30日に開催される「プロティアン・フォーラム2025」では、これらの調査結果をもとに、AI時代に求められるキャリア観や人的資本経営の最前線を探ります。具体的な支援方法や個人が主体的にキャリアを築くための方策について、有識者たちが集い、知見を深める場を提供します。過去のフォーラムでは、様々な業界のリーダーが集まり、現場の声を反映した意見交換が行われ、大きな反響を呼びました。
今年も、イオンやパナソニックなどの企業からの専門家が集まり、参加者と共にAIとキャリアの未来について多角的な議論を行います。
参加申し込み
本フォーラムには無料で参加でき、お好きなプログラムを選んで参加できます。申し込みは公式ウェブサイトから可能です。今後のキャリアにとって非常に重要な情報を得る貴重な機会ですので、ぜひ参加をご検討ください。
- - 開催日時:2025年8月30日(土)12:00~21:00
- - 主催:一般社団法人プロティアン・キャリア協会/4designs株式会社
- - 開催形式:オンライン(ZOOM)
- - 詳細・お申し込み:プロティアン・フォーラム2025公式サイト
新しい時代におけるキャリア形成に関する洞察と知識を深めるために、皆様のご参加をお待ちしております。