マンション騰落率
2013-09-06 10:20:03
中古マンション市場の最新騰落率データを発表したアトラクターズ・ラボ
中古マンション価格の騰落率ランキング発表
不動産市場において、中古マンションの価格傾向を把握することは非常に重要です。このたび、アトラクターズ・ラボ株式会社が2012年版の売主別中古マンション価格騰落率ランキングを発表しました。このデータは、2012年に市場に出された中古住戸と2001年以降に分譲された住戸の新築時価格を比較する形で分析されました。
2012年の騰落率ランキング
発表されたランキングでは、売主別のトップ3は以下の通りです。
1. 丸紅
2. 大成有楽不動産
3. 伊藤忠都市開発(対象外)
特に、丸紅は都心部での供給物件が功を奏し、2010年から3年連続での首位を獲得しました。さらに、大成有楽不動産は、東京都心だけでなく23区外でもプラスの騰落率を示す物件が多く、総合で2位となりました。
ブランド別騰落率ランキング
マンションブランド別の騰落率でも、丸紅のブランドが目立っています。特に、以下のように過去と現行のブランドが上位を占めました。
1. ファミール(丸紅旧ブランド)
2. アルス(東急不動産旧ブランド)
3. グランスイート(丸紅現行ブランド)
現行ブランドだけを見た際には、1位にグランスイート、2位が東京建物のブリリア、3位が大成有楽不動産のオーベルという結果となっています。
過去との比較
中古マンション市場の騰落率は、年々低下傾向にあります。特に2012年は-9.9%という過去最低に陥っており、全体の平均騰落率は前年度からさらに低水準となりました。具体的には、2011年度と比較して1.1ポイントのマイナス幅が拡大しています。これらのデータは、厳しい市場環境を物語っており、今後の市場動向に目が離せません。
アトラクターズ・ラボについて
アトラクターズ・ラボは、1998年に設立された不動産市場分析に特化したマーケティング会社です。マーケティングと統計解析、ITの三分野の統合によって大量データの取得と分析を行い、独自のデータ分析を展開しています。また、2004年からはマンション購入者向けに情報サイト「住まいサーフィン」を運営しており、同サイトでは会員数16万人を誇り、相場情報や価格予想、中古マンション査定のサービスが好評を得ています。
まとめ
アトラクターズ・ラボが公表した中古マンションの騰落率は、今後の不動産市場を分析するための重要な指標となります。市場全体の動向を把握し、適切な戦略を立てるために、こうしたデータは欠かせません。これからも中古マンション市場を注視し、変化を見守っていく必要があります。
会社情報
- 会社名
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スタイルアクト株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座5丁目9番地18号AMINAKA銀座ビル
- 電話番号
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03-5537-6333