MI-6株式会社、miHub®︎の新機能を提供開始
最近、MI-6株式会社は、同社が開発したMIプラットフォーム『miHub®︎』の体験拡張を正式に発表しました。このプラットフォームは、2025年7月1日から全ての顧客に提供される予定であり、特に材料開発や化学分野におけるデータ駆動型研究を促進することを目的としています。
体験拡張の背景
MI-6は2017年に設立以来、データサイエンスと機械学習を駆使した材料開発の革新に取り組んできました。これまでに、150社を超える企業がmiHub®︎を導入しており、さらなるデータ活用の場を創出しています。しかし、依然として多くの企業では情報が分散し、知見の共有には課題が残っていました。
この問題を解消するために、MI-6はmiHub®︎のメジャーアップグレードを行い、個々の開発者がデータを有効に活用できる環境を整えました。
miHub®︎の新機能
今回の体験拡張では、次のような新機能が追加されました。
1. プロセスの包括的なサポート
miHub®︎は、データ解析ツールにとどまらず、研究開発の各プロセスを包括的にサポートするプラットフォームへと進化しました。これにより、データの整理から意思決定、最終的な知見の蓄積に至るまで、一連の流れを効率化します。
2. データ整理の効率化
データ整理を効率化するツールが追加され、開発チームは実験計画を直感的に管理できるようになりました。これにより、開発者たちはデータ解析に集中的に取り組むことができ、よりクリエイティブな部分に時間を割けるようになります。
3. 洞察の提供
開発テーマごとの解析プロジェクトを統合的に管理し、因子間の関係性を視覚的に示す新機能を搭載しました。これにより、研究者は重要な因子を迅速に把握でき、検証活動を効率的に行うことが可能になります。
先行顧客の声
先行して体験した顧客からは、ポジティブなフィードバックが多数寄せられています。大手素材メーカーの開発部門長は、データが「塩漬け」になるリスクを軽減できたことを強調。中堅化学メーカーのリーダーは、過去のデータが資産として活用できる点を評価しました。また、電子部品メーカーの研究員も、データセットの質が向上したと実感しています。
今後の展望
MI-6は、今後も生成AIやロボティクス技術を活用し、miHub®︎をさらに進化させる予定です。この新しいプラットフォームを基軸に、研究開発のデジタル化と効率化を図り、企業における革新を促進していくことを目指しています。
詳細な情報やデモンストレーションのお問い合わせについては、公式ウェブサイトを通じて可能です。今後も、研究開発の進化をサポートするための取り組みを続けていくことでしょう。
会社情報
MI-6株式会社は東京都中央区に本社を置き、マテリアルズ・インフォマティクスに基づいたサービスの開発を行っています。代表は木嵜基博氏で、設立は2017年です。今後の動向にもぜひご注目ください。