不登校克服の道
2025-02-06 15:44:26

不登校を乗り越えるための実践ガイドがついに登場

不登校を乗り越えるための実践ガイドがついに登場



2025年2月12日、株式会社あさ出版より、野々はなこ著『誰にも頼れない 不登校の子の親のための本』が刊行されます。この本は、長年教育の現場で不登校の子供たちを支えてきた著者が、自身の子どもたちの経験をもとに不登校の乗り越え方を解説したものです。

文部科学省の2023年度の調査によると、現在の不登校の中学生は21万人以上、高校生は6万人以上に上っています。このような状況の中で、親ができることは何なのか、本書ではその道筋をしっかりと示します。

不登校の子どもが目指す道のりとは?



著者は、不登校の回復にはいくつかの段階があると述べています。その過程は以下の五つのステージに分かれています。

1. 葛藤期 (1〜3ヶ月)
- 子どもが学校に行きたくない気持ちを抱えつつも、登校しようと試みるあまりに体調を崩してしまう。

2. 諦め期 (1〜2ヶ月)
- 身体的な不調は回復するものの、昼夜逆転の生活がスタート。

3. お籠もり期 (6ヶ月〜1年)
- 生活リズムが崩れ、入浴や身だしなみをおろそかにしながらも、少しずつ心が元気を取り戻す。

4. 扉開く期 (6ヶ月〜1年)
- 外に出るきっかけができ、前向きな言葉を用いるようになる。

5. 挑戦期 (3ヶ月〜1年)
- 学校やアルバイトなどの活動を通じて、社会とのつながりを持つようになる。

具体的な接し方



特に重要なのが「諦め期」の子どもへのアプローチです。親子の信頼関係が崩れているこの時期に、どうコミュニケーションを図るかがカギとなります。著者は、以下の三つのステップを提案しています。

1. 作業を中断し、子どもに体を向けることで関心を示す。
2. 話の内容を遮らず、子どもと一緒に喜ぶ姿勢を見せる。
3. 具体的な行動について質問し、認める環境を整える。

この3ステップは、子どもの心の扉を開く助けになるだけでなく、親への信頼を深め、コミュニケーションのきっかけとなります。

書籍の特徴



本書では、30年以上の教育経験と自身の失敗と成功を基に、不登校の子どもがどのようにして回復していくのかを、当事者目線で具体的に描写しています。それにより、親がどのように対処すべきか、心理的なアプローチの仕方も学べます。目次には、不登校の子どもが見ている世界や、親の基礎姿勢、不登校へと向き合う具体的な実践ノウハウなどが盛り込まれています。

不登校に学ぶ子どもたちやその保護者にとって、心強い一冊となること間違いなしです。この本を通じて、どうか多くの家庭での理解が深まり、不登校の子どもたちが笑顔を取り戻していくことを願っています。

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あさ出版
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