ちはやふる基金の設立について
一般社団法人「ちはやふる基金」が設立されたことをお知らせします。本基金は、人気漫画『ちはやふる』の作者である末次由紀さんの強い意向のもと、競技かるたと小倉百人一首の普及と支援を目的としています。
背景
『ちはやふる』は、2008年から女性向け漫画雑誌『BE・LOVE』(講談社)で連載されている作品で、高校生たちが競技かるたに打ち込む姿を描いています。この作品は、連載開始以来多くの読者に愛されており、競技かるたの人気も急上昇しています。その結果、現在日本における競技かるた人口は、100万人を超えるとされています。
しかし、競技かるたの普及拡大に伴い、運営に関わる人々はさまざまな課題に直面しています。本基金の目標は、これらの運営負担を軽減し、競技かるたの健全な成長を促す支援を行うことです。
末次由紀さんの想い
設立にあたり、末次由紀さんは「競技かるたで仲間と楽しい時間を過ごしてほしい」と述べ、競技かるたを通じて得られる経験を未来の子供たちに伝えたいと強調しました。かるたの魅力を感じ、夢をもって成長していく子供たちを応援することが、分野の発展に寄与するという信念があり、これからも取り組みを続ける意志を示しています。
主要な取り組み
「ちはやふる基金」では、以下のような活動を継続的に行っていく予定です。
1. 競技かるたや小倉百人一首に関する情報の発信
2. 競技かるた大会の人的および金銭的な支援
3. 競技かるたを目指す子供たちへの啓発支援
4. 競技かるたファンの育成支援
これらの取り組みを通して、競技かるたを愛する人々同士のつながりを深め、文化の発展を促進します。
ちはやふる小倉山杯への協賛
2020年には「ちはやふる小倉山杯」が開催され、基金が協賛しました。この大会では、優勝者に100万円、準優勝者には50万円の賞金が授与され、トップ選手の技術向上の一助となることが期待されています。競技は嵐山文華館で実施され、全国各地から集まった精鋭たちが熱戦を繰り広げます。
末次由紀さんのプロフィール
末次由紀さんは、福岡県出身で1992年にデビューし、2007年から『ちはやふる』の連載を開始しました。彼女は、マンガの世界で数々の賞を受賞しており、その作品は多くの人々に感動を与えています。本基金は、彼女の熱意と情熱が体現される場所でもあります。
今後の展望
「ちはやふる基金」は、競技かるたの未来を支える新たな拠り所として、さらなる活動を展開していく予定です。公式サイトも開設され、今後の取り組みの詳細についても逐次発信していきます。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください。 公式サイト:
ちはやふる基金
この基盤が、未来の競技かるた愛好者や選手たちにとって、一筋の光となることを願っています。